テレビ局、新聞社、出版社といえば、「エリート業種」で「安定産業」だと常識のように思っていた。
しかし、最近では「構造不況業種」の代表格らしい。
新聞社や出版社は、決算見込みが軒並み「赤字」のようであるし、テレビ局も番組制作予算がどんどん減らされているという。

テレビは多チャンネル化や視聴者の価値観の多様化により「国民のほとんどが見ている」というような高視聴率、高視聴者数を誇るような番組は無くなった。
新聞は宅配による定期購読者数はどんどん減っているし、広告を出すスポンサー企業の業績は落ちている。
出版は、本も雑誌も読む人が減っているから、販売売上も広告収入も減っている。

これらの業種がこのように苦戦している理由は、多々あるが、超大雑把にいえば、最大の理由は「インターネットの普及」であろう。
広告主は、テレビメディアや、新聞や雑誌という紙媒体からインターネットに移行しつつあるし、情報を求める視聴者や読者もインターネットにどんどん流れている。

歴史を振り返ればわかるように「産業」は生き物だから、これらの業種は従来の業務形態から進化するしか打開策はなく、変わらなければ、どんどん衰退していくだろう。

市場からニーズがあれば、企業間の競争をすればよいが、産業自体が衰退しだすと「ライバル他社」をつぶそうとしても産業自体のパイが小さくなるだけだ。
しかし、結構「あそこがつぶれればうちが浮上する」と勘違いした、傍から見れば泥仕合をしている業界もある。
そんな「泥仕合」をするヒマがあれば、業界を活性化させ、産業の衰退を少しでも食い止める活動をした方がまだマシだ。

たとえば、2009年3月に、戸部洋子アナと古田新太氏が司会を務めるフジ系「MANNINGEN」と、NHKの畠山智之アナと小池栄子氏が出演するNHK教育「真剣10代しゃべり」の特番がコラボし、それぞれの出演者が相手番組に出演し、相互乗り入れするそうであるが、こういった活動をどんどんした方がいいと思う。

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