昨年末の話であるが、「12月はただでさえバタバタする月だから、お客さん先を訪問する仕事は3週目まででほぼ終わらせよう」と仕事の予定表を組んでいた。
結果的には、12月29日までお客さん先を訪問する仕事が入ってしまったんですが、客先訪問する仕事を減らしていた分、普段、ゆっくり会えない人たちとの交流の場が持てた。

時節柄、何人か集まると「今年1年間を振り返って」という話題になった。
ただ、お酒が進むとどんどんプライベートな話題になり、アラウンド30のある女性の方がこんな話をその場にいた人にしてくれた。

(女性の話の概要、ここから)
20代前半の時にお付き合いしていた彼とご飯を食べに行った時のこと。
オムライスが好きだったので、オムライス専門のレストランに行った。
その店のオムライスの特徴は、一人分のオムライスが卵を5~6個使っているそうで、超特大。
その女性と彼氏は種類の違うオムライスを注文した。
期待しながらオムライスが運ばれてくるのを待っていると、想像以上の大きさで、味もそこそこイケている。

ところが、その女性が食べているオムライスが何度か「ジャリッ!」という触感がある。
最初のうちは「こういうオムライスなのかな」と気に留めなかったが、スプーンを口に運ぶ何度目かで、爪先大の卵の殻がオムライスに混入していることがわかった。
つまり、最初から感じていた触感の「ジャリッ!」は卵の殻だったのだ。
その女性は彼氏に「私のオムライスにはたくさんの殻が入っているよ」といった。
すると、彼氏は、「僕のオムライスと交換しよう」と互いのお皿をチェンジしたというのだ。

その女性は彼氏に「このオムライスには殻がたくさん入っているので交換してもらえませんか?」と店員に言ってくれることを期待していた。
しかし、彼氏はお店には何も言わず、自分のオムライスと交換した。
その女性はそれが不満で、その後は会話も食事も進まなかった。
ただその時は、お会計の時を期待したという。
しかし、彼氏は何もいわずに正規料金を払った。
その女性としては「えっ、なんでひとこと(殻が入っていましたので気をつけてくださいね)ぐらい言ってくれないの?」と思ったそうだ。

結果的に、その時の彼氏とはそれから少しして別れてしまったという。
今となっては、その時の彼氏の行動にやさしさを感じて理解できるが、その時は理解できなかった。
(女性の話、ここまで)

この話を聞いて、概ね、男性陣は「彼氏のその時の気持ち、わかるなぁ」、女性陣は「ひと事ぐらいお店に文句を言って欲しいよね」と感想が分かれた。
つまり男性陣は「彼女との時間を大事にしたいから、お店にクレームを付けることで、その場の雰囲気に波風を立てたくない」、女性陣は「オムライス好きな私がこのお店のオムライスを楽しみにしていたのにかっがりさせられたこの気持ちを理解して共感してほしい」という想いが感想の根っこにあるようだ。

それにしても、自分自身だったらどうしたのだろう?と思う。(難しい)
ただ、仕事オンリーの飲み会だとこういう話題は出ないから面白い、と思った次第である。

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