2009年1月2日付のJ-CASTニュースによると、巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」を運営・管理していた西村博之氏がシンガポールに本拠地を置く企業に「2ちゃんねる」を譲渡したという。
譲渡を発表したのは、西村博之氏の「平成21年1月2日7時7分付」のブログ。
早速、ブログをチェックしてみた。
しかし、ブログでは「そんなわけで」という文章の書き出しがあるにもかかわらず、譲渡理由や経緯の詳細には触れられていないため、各方面で譲渡に関して憶測が飛び交っているようだ。
記事では、譲渡理由の予測について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏が、
「2ちゃんねるに書き込まれた内容に対する名誉棄損訴訟が、ひろゆき氏の日々の活動にとって『足かせ』になってきており、『2ちゃんねるの運営、もう、めんどくさい』となったのではないでしょうか」
という趣旨のコメントをしている。
確かに、2006年頃から始まった名誉棄損や情報公開などの数え切れないほどの裁判について、その賠償債務は数千万から数億円に及ぶといわれている。
しかし、これらに対して現状、西村氏は、裁判については「法廷徹底無視」、賠償金については「一切支払う気はない」という姿勢を貫いている。
西村氏の基本的な人生観は「働かずにたらたら暮らす生活」と言われているから、「訴訟リスクなど面倒なことを抱えるぐらいなら、サイト自体を譲渡してしまおう」と考えるのは自然かもしれない。
個人的には、月並みな意見であるが「2ちゃんねるに限らず、掲示板の役割はいい面もあるし、悪い面もある」と思う。
「いい面」とは、掲示板は、「マスコミをを介さない“言論の場”となる」からだ。
マスコミは、「ニュース性の高いものを記事にしている」とは言っても、記者クラブで集められた情報であったり、編集者が恣意的に選択した記事に結果としてはならざるを得ない。
しかし、掲示板は「一般人が自由に意見や情報を公に広く発信できる場」である。
ただ、その反面、
・個人や組織を特定した誹謗中傷がむやみに晒される
・正確な情報であるかどうかの検証が十分行われていない情報が公開される
・悪意や悪戯心を持って公開された情報がひとり歩きする
・犯罪につながる情報が自由に公開される
などの「悪い面」も持っている。
もちろん、「掲示板の管理者」は、これらの「悪い面」について
・書き込み削除を受け付ける機能
・書き込みを削除する権限
などを管理する役割を担っている。
ただ、「書きこまれた情報が正確なものかどうかの検証」や「削除依頼された情報を削除する判断」は管理者によるため、掲示板管理者によっては、極論「うちらは掲示板という場を提供するだけであって、後は原則自己責任で、自由にやっちゃってください」という方針や基本姿勢の人も多いと思われる。
譲渡を発表したのは、西村博之氏の「平成21年1月2日7時7分付」のブログ。
早速、ブログをチェックしてみた。
しかし、ブログでは「そんなわけで」という文章の書き出しがあるにもかかわらず、譲渡理由や経緯の詳細には触れられていないため、各方面で譲渡に関して憶測が飛び交っているようだ。
記事では、譲渡理由の予測について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏が、
「2ちゃんねるに書き込まれた内容に対する名誉棄損訴訟が、ひろゆき氏の日々の活動にとって『足かせ』になってきており、『2ちゃんねるの運営、もう、めんどくさい』となったのではないでしょうか」
という趣旨のコメントをしている。
確かに、2006年頃から始まった名誉棄損や情報公開などの数え切れないほどの裁判について、その賠償債務は数千万から数億円に及ぶといわれている。
しかし、これらに対して現状、西村氏は、裁判については「法廷徹底無視」、賠償金については「一切支払う気はない」という姿勢を貫いている。
西村氏の基本的な人生観は「働かずにたらたら暮らす生活」と言われているから、「訴訟リスクなど面倒なことを抱えるぐらいなら、サイト自体を譲渡してしまおう」と考えるのは自然かもしれない。
個人的には、月並みな意見であるが「2ちゃんねるに限らず、掲示板の役割はいい面もあるし、悪い面もある」と思う。
「いい面」とは、掲示板は、「マスコミをを介さない“言論の場”となる」からだ。
マスコミは、「ニュース性の高いものを記事にしている」とは言っても、記者クラブで集められた情報であったり、編集者が恣意的に選択した記事に結果としてはならざるを得ない。
しかし、掲示板は「一般人が自由に意見や情報を公に広く発信できる場」である。
ただ、その反面、
・個人や組織を特定した誹謗中傷がむやみに晒される
・正確な情報であるかどうかの検証が十分行われていない情報が公開される
・悪意や悪戯心を持って公開された情報がひとり歩きする
・犯罪につながる情報が自由に公開される
などの「悪い面」も持っている。
もちろん、「掲示板の管理者」は、これらの「悪い面」について
・書き込み削除を受け付ける機能
・書き込みを削除する権限
などを管理する役割を担っている。
ただ、「書きこまれた情報が正確なものかどうかの検証」や「削除依頼された情報を削除する判断」は管理者によるため、掲示板管理者によっては、極論「うちらは掲示板という場を提供するだけであって、後は原則自己責任で、自由にやっちゃってください」という方針や基本姿勢の人も多いと思われる。
ちなみに、私見であるが、「掲示板の書き込みはmixiのように発信者が特定できないものは書き込みがアップされないようにすべき」だと思う。(ブログのコメントも同様!)
匿名性があるから、いい加減なことを、自由に、勝手に書き込めすぎるのだ。
西村氏が運営する2ちゃんねるの場合、西村氏は「コンプライアンスを順守する真っ当な企業を目指している訳ではなく、社会のアウトローな存在としてのポジションを志向している」と思う。
つまり、譲渡により「メンドイことを回避する」という運営方法は「真っ当な企業を目指す場合」は、「?マークの方法論」であるが、2ちゃんねる(西村氏)にとっては、至極当然のことなのだろう。
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