カプセルホテルは、乗降客の多い池袋、渋谷、新宿などの駅周辺でも3000円前後で宿泊できるから「お財布にやさしい」のでありがたい。
また、サウナや大浴場があるから、ゆったりとお湯につかって身体を休めることもできる。
しかも、基本料金内で簡単な朝食が付いているところもある。
ただ、私の場合は、難点がある。
それは、
1)荷物が多く鞄が大きいので、ロッカーに鞄が入らない
(鞄はフロントに預けることもできるが、仕事をしたいので、カプセル内に持ち込むことが多い)
2)カプセル周辺に電源がないので携帯やPCのバッテリー補充ができない
3)カプセル周辺にインターネット接続口がないので、メールやweb sightの更新ができない
4)カプセル内の目覚まし時計では寝坊する危険性がある
などである。
上記の難点に、少し説明を加えると、
・寝るだけでなく仕事もしたい
・つまり、電源やインターネット接続は欲しい
・カプセルに泊まる時は、そもそも睡眠不足気味
・つまり、備え付け目覚まし以外の手の届かない所に携帯目覚ましもセットしたい
・しかし、周りに宿泊者に迷惑を掛けられないから、自前の目覚ましはセットできない
・上記難点を解消する「個室タイプのカプセル」がある
・しかし、個室タイプは約5000円程度と割高
・5000円するなら、あと少しお金を出せばビジネスホテルのシングルに泊まれる
という考え方になる。
カプセルホテルで「宿泊者アンケート」があるところは滅多にないし、「たまにしか泊まらないから要望を書くのも面倒」と思うからこれらに対する「対策」をカプセルホテル経営者や管理者に伝える手段がなかなかない。
したがって、このブログで要望を2点だけ挙げるとすると、
「カプセルホテルの共用部に電源補充やPC使用ブースを設けて欲しい」
「防音対策をカプセル内に施して、自前の目覚ましを設置しやすいようにして欲しい」
と常々思っている。
たぶん、この方策を取れば、
「今日はネットカフェにするか」
「今日はちょっと奮発してビジネスホテルにするか」
と他施設に流れている客層の取り込みにつながると思う。
なんといっても、カプセルの魅力は、「サウナと大浴場」が利用できる点にある。
この魅力に、昨今のプラスαがあれば、宿泊施設の選択条件としての武器になる。
カプセル利用者というと、「終車に乗り遅れたサラリーマンの利用」のイメージが強いが、共用スペースに座って新聞を読みながら、他の宿泊者を眺めていると、案外、大きな荷物を抱えたビジネスマンが多い。
だからきっと、「同じような要望を抱いている客層が存在するんだろうな」、と思う。
先日、ひさびさに「カプセルホテル」を使用してみた。
最近は、上記理由から、「ビジネスホテル利用」が多かったが、
・ビジネスホテルは、24時を回ると部屋が空いていても宿泊をお断りされるケースがある
・荷物が比較的少なく、身軽だった
・お酒も入っていたので起き後にサウナですっきりしよう!
と考えカプセルホテルを選択したのだ。
しかし、やっちゃいました。。。
寝坊したのです。
「2時間仮眠して、仕事をして、サウナに入って出発しよう」
と考えて寝たのですが、
「目覚ましを止めて2度寝した自覚症状がない」
から、どうも、無意識に目覚ましを止めて起きなかったのです。
しかも、びっくりしたのは、「カプセルホテルの宿泊者管理レベル」です。
寝坊した時に、少し慌てふためいて、急いでフロントに向かったのですが、エレベーターに乗った後に、鍵を忘れたことに気が付きました。
そこで、自分のカプセルに戻って鍵を探そうと思ったのですが、不覚にも「宿泊階」を忘れてしまったのです。
つまり、鍵を探しに行きたくても戻るに戻れない状態。
そこで、一計を案じて、フロントに向かいましたが、フロント係のおじさんは、
「鍵がないと処理しようがありません」
とひと事。
「その肝心の鍵をカプセル内に忘れてきたので、自分の宿泊したカプセルを知りたいんですが・・・、カプセルを忘れちゃったんです。チェックイン時の宿泊カードか何かで調べられませんか?」と私。
「何百人ものお客さんがいるので、鍵がない以上はお調べできません」とフロント氏。
「・・・・。」
仕方がないので、その日に宿泊者がいる階を聞き、1階1階チェックして回った。
(傍から見たら、カプセルホテル専門の窃盗団のような不審者に映ったと思う)
3~4フロアをチェックしたところで、ようやく自分のカプセルを見つけたので、結果論としては事なきを得た。
しかし、
・どのカプセルに誰が宿泊していた(いる)のかホテル側が把握できていない
・鍵がないと一切の処理ができない
・このようなケースの宿泊者を想定したフロントのオペレーション方法が不十分
ではないかと思った。
つまり、宿泊者のトレーサビリティができないから、火災などで事故者が発生した場合、混乱するのではないか?と思ったのだ。
もしかしたら、この時に利用したカプセルホテルだけがそうなのかもしれないが、「カプセルホテルというものはそもそも安全面のリスクがあるもの」と捉え、覚悟を持って利用しないとダメなのかな?と思った。
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