テレビを見ていて、気になる言葉がある。
正確には「気になる」というより個人的には「違和感がある」と言った方が正しい。

その言葉は「首長」。
「首長」とは、もちろん日本では、一般的には独任制の長である都道府県知事、市町村長、特別区の区長を指す。
その「首長」をテレビでは、アナウンサーもコメンテイターもたいていは「くびちょう」という。
私には、この「くびちょう」という音(おん)が、なんとなく聞き心地がわるいのだ。

聞き心地が悪い理由を、考えてみると、
・「くび」という言葉が「首切り」「首をくくる」などイメージが悪い
・したがって、「くびちょう」=「知事や市長など」と結びつかない
・小学校の社会科の時間で「しゅちょう」と習ったのでその印象が強い
といったところだろうか。

テレビなどでは「しゅちょう」と読むと「しちょう」や「しゅしょう」と紛らわしいので「くびちょう」と呼ぶらしい。
しかし、いつからテレビなどで「くびちょう」と呼ぶようになったのだろう?と思う。

古い話で恐縮だが、気づいたら、テレビでの呼び方が変わっていた例として、思い出されるのが、1981年1月21日に第40代アメリカ大統領に就任した「ロナルド・レーガン大統領」である。
レーガン大統領は、大統領予備選挙ぐらいまでは「Reagan」を「リーガン」と発音して名乗っていた。
しかし、祖先のルーツであるアイルランドでは「リー」より「レイ」と発音することから自ら「レーガン」と名乗ることにした。
日本では、大統領就任後の報道でも「レーガン」と「リーガン」が混在していた。
しかし、ある日のNHKのニュースで「今後はレーガンで統一します」とアナウンサーが説明していた時は、リーガンで認識してきたので、ちょっと違和感があった。

「くびちょう」の話に戻すと、「首長」を話題にする時に、前後の文脈から話を理解すれば、「首相」とか「市長」と間違って解釈することってあるのかな?と思う。
発音したときに「しちょう」や「しゅしょう」と「間違えやすく、紛らわしい」というのが理由で「くびちょう」というのであれば、個人的には、なんだかなぁ、と思う。

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