学生時代に「日常的にものごとを捉え、考える上で必要な概念を学びたいなぁ」と思った。
そんなときに出合った本が、三浦つとむ氏が書いた「弁証法はどういう科学か」(
講談社現代新書)である。
当時は「文字」としては読破したが、よく意味がわからないところが多過ぎた。
つまり、「印象に残るフレーズは多かったけど、実践的にどのようにしていけばいいのか?がわからず、単に読んだだけ」となって本もどこかに放り出されていた。
しかし、年齢を重ね、社会経験を経ていく中で、あの時読んだ本で説明される概念の意味が「なるほど」と理解できてきたところが増えた。
その中の概念のひとつが「否定の否定の法則」である。
「否定の否定の法則」とは、否定が二回くり返されるということで、「まずそれまでのありかたが否定され、変わったありかたで進行し、のちにこれをまた否定してはじめのありかたにもどる」ということです。
ひらたくいえば、「まわりみち」です。
そして、三浦つとむ氏は、否定の否定の法則の重要性・有効性を以下のように説明しています。
(引用ここから)
このまわりみちこそ大きな進歩であり、大きな利益をうみだしているのです。一度他のありかたに変えて進行させ、あとでまたもとのありかたにもどすというやりかたこそ、大きな進歩であり、大きな利益をうみだしているのです。
(中略)
解釈ではなく、実践的な立場に立って、わたしたちが第一の否定を行ってちがったかたちで発展させ、さらに第二の否定を行うとき、どんな成果をあげられるかをとりあげるのでなければ、理解も評価もできません。これまで具体的に説明したように、否定の否定を実践することによって、もとのままのかたちでは解決できない問題が解決されるというところに、否定の否定の法則の重要性があるからです。やりかた考えかたが壁にぶつかったとき、立ち止まってしまったり投げてしまったりするな、まわりみちをどう工夫したらいいかと全力をふりしぼってやってみるがいい、かならず道が発見できるだろうと指示してくれるところに、否定の否定の法則の有効性があるからです。
(引用ここまで)
う~ん、なるほど、である。
人間はどうしても過去の成功体験や経験に基づいて行動をする。
最悪なのは、壁にぶち当たった時に「ま、仕方がないさ」とか「次頑張ればいいや」「明日は明日の風が吹く」と今のやり方を根本的には捉え直さない、つまり現状を変えないことだ。
壁にぶち当たった時、あるいは、もっとよくしたい、と考える時は現状を否定して、もっと他の方法はないか、ともともとすべきことの本質や軸がぶれることないよう意識しつつ考え続けることなのだ。
今回は「否定の否定の法則」について取り上げてみたが、その他の考え方も、じっくり捉え直して考えてみると面白い。
ぜひ、「弁証法とはどのような科学か」を、またじっくり読み返そう、と思った次第である。
【よかったらクリックお願いします♪】↓
ブログランキングranQ
企業家ブログ→http://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35
そんなときに出合った本が、三浦つとむ氏が書いた「弁証法はどういう科学か」(
講談社現代新書)である。
当時は「文字」としては読破したが、よく意味がわからないところが多過ぎた。
つまり、「印象に残るフレーズは多かったけど、実践的にどのようにしていけばいいのか?がわからず、単に読んだだけ」となって本もどこかに放り出されていた。
しかし、年齢を重ね、社会経験を経ていく中で、あの時読んだ本で説明される概念の意味が「なるほど」と理解できてきたところが増えた。
その中の概念のひとつが「否定の否定の法則」である。
「否定の否定の法則」とは、否定が二回くり返されるということで、「まずそれまでのありかたが否定され、変わったありかたで進行し、のちにこれをまた否定してはじめのありかたにもどる」ということです。
ひらたくいえば、「まわりみち」です。
そして、三浦つとむ氏は、否定の否定の法則の重要性・有効性を以下のように説明しています。
(引用ここから)
このまわりみちこそ大きな進歩であり、大きな利益をうみだしているのです。一度他のありかたに変えて進行させ、あとでまたもとのありかたにもどすというやりかたこそ、大きな進歩であり、大きな利益をうみだしているのです。
(中略)
解釈ではなく、実践的な立場に立って、わたしたちが第一の否定を行ってちがったかたちで発展させ、さらに第二の否定を行うとき、どんな成果をあげられるかをとりあげるのでなければ、理解も評価もできません。これまで具体的に説明したように、否定の否定を実践することによって、もとのままのかたちでは解決できない問題が解決されるというところに、否定の否定の法則の重要性があるからです。やりかた考えかたが壁にぶつかったとき、立ち止まってしまったり投げてしまったりするな、まわりみちをどう工夫したらいいかと全力をふりしぼってやってみるがいい、かならず道が発見できるだろうと指示してくれるところに、否定の否定の法則の有効性があるからです。
(引用ここまで)
う~ん、なるほど、である。
人間はどうしても過去の成功体験や経験に基づいて行動をする。
最悪なのは、壁にぶち当たった時に「ま、仕方がないさ」とか「次頑張ればいいや」「明日は明日の風が吹く」と今のやり方を根本的には捉え直さない、つまり現状を変えないことだ。
壁にぶち当たった時、あるいは、もっとよくしたい、と考える時は現状を否定して、もっと他の方法はないか、ともともとすべきことの本質や軸がぶれることないよう意識しつつ考え続けることなのだ。
今回は「否定の否定の法則」について取り上げてみたが、その他の考え方も、じっくり捉え直して考えてみると面白い。
ぜひ、「弁証法とはどのような科学か」を、またじっくり読み返そう、と思った次第である。
【よかったらクリックお願いします♪】↓
ブログランキングranQ
企業家ブログ→http://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35