2008年11月12日のクローズアップ現代で韓国野球が強い秘密を取り上げていた。
あまり北京五輪開催中は話題にならなかったが、元ヤクルトコーチの伊勢孝夫さん(野村監督のもとでコーチを務める)や阪急にいた福原さんが韓国野球を指導していたとは驚きだった。
伊勢さんはデータ分析とそこからの対策立案、福原さんは打撃中心で大味な野球をしてきた韓国の守備力を徹底して鍛えた。
それにしても、シンクロナイズドスイミングの井村元監督が中国でコーチをしていたように、日本のお家芸ともいえるデータ野球の技術が「頭脳流出」していたとは思っていなかった。

印象に残ったのは、日本のプロ野球チームでコーチ経験のある韓国のコーチが、
「日本野球から学ぶところは多かったが、一つだけ弱点があった。それは、膨大なデータを分析するスタッフの能力は高いが、それを聞いたコーチ陣が分析結果を活かしきれていないこと」
という点だ。
名選手で名監督の代表例は楽天の野村監督だと思うけど、後は「才能優位」で実績を残して来た監督やコーチが多いのが日本の現状だと思うので、せっかくスタッフが分析したデータも、「才能や経験、感性中心に実績を残して監督・コーチ陣」には使いこなす能力が不足している実態があるのだろう。

北京五輪中も韓国が国を挙げて「北京五輪での勝利」に協力していたことは話題になっていたけど、
・過去の実績よりもその時点でより調子がいい選手を選抜する方式
(ナショナルチームと常備軍を用意し、常に入れ替えを行う)
・選手からもコーチからも一目置かれる精神的な支柱のなる選手を必ず入れる
(例:イ・スンヨプ選手)
・韓国プロ野球の日程を変更(8月はすべて一時中断)
・国際試合に合わせたルール変更(例:ストライクゾーン)
・強豪キューバを7月に全額負担で呼び、練習試合を重ねてデータを収集
など、日本チームの強化システムやその取組の違いは歴然としていた。
「日本が強いことを証明したい!」と星野監督は言っていたけど、首脳陣は「気合いと根性、才能や経験主義優位」の方ばかりだから、「データに基づき強みや弱みを活かす」という野球のやり方はわからんだろうな、と今更ながら思う。

ゲストで楽天の野村克也監督が出演していたが、十分に国谷さんが質問しきれていなくて(時間が無くて?)そこが残念だった。
その後、NHKのBS2を見ていたら20年以上前の番組(司会は坂本九さん)を再放送していて、ゲストに野村監督が出ていた。
その時、野村監督(当時は捕手)のいやらしさを張本勲選手が「我々、技術屋はノムさんにバッターボックスで“バットの角度が狂っているぞ”とか“構えが開いているぞ”」と「ささやかれる」のが一番気になった、と取材でコメントしていた。
野村監督も言っていたが、単なるヤジより「ささやき」が効くのだそうだ。
つまり「ささやくことで相手に考えさせることがポイント」なのだという。

あれだけの実績を残した選手でも、「普通に戦ったら勝てない。相手に確実に勝つためには、“データを活用して弱点を突く”ことが必要」だと言っている。
チーム力を上げて、勝つためには、「問題点の反省(原因究明)と対策、それらに基づく戦略・戦術」が必要になる。
原監督率いるサムライジャパンには、「準備段階から負けていた」ということにならないよう頑張ってもらいたいと思う。

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