2008年11月4日の早朝にインターネット版のニュースを見ていたら「小室哲哉氏 詐欺容疑で逮捕へ」という驚くべきニュースが飛び込んできた。

毎日新聞のニュースによると(記事を一部引用しポイントを箇条書きで整理)、
1)大阪地検特捜部は詐欺容疑で、小室プロデューサーと取引の関係者ら計3人の逮捕状を取った
2)小室氏らは、2006年8月に楽曲の著作権を譲渡すると偽って10億円の仮契約を兵庫県内の投資家の男性と結び、前払い金として5億円をだまし取った
3)小室プロデューサーの楽曲の著作権の大半は音楽出版社が持っており、特捜部は譲渡できないと知りながら、うその話を持ちかけたとみている
4)仮契約段階で、著作権は楽曲を管理する音楽出版社に既に譲渡されており小室プロデューサーに権利がなかったことが判明したが、小室氏は、返金に応じなかったため、男性は今年2月、逸失利益を含め6億円の損害賠償を求めて提訴した
5)小室氏側が全額を支払うことで和解が成立したが、期限の9月末までに支払われず、男性側は地検に刑事告訴した
6)特捜部は、小室氏が多額の負債を抱え、だましとった5億円を借金返済に充てていたことを把握し、音楽ビジネスを熟知した上で最初から金をだまし取る目的だったとみており、男性との取引を仲介した業界関係者2人からも経緯を聞く
7)小室氏側は民事訴訟で「詐欺に該当するような事実関係はない」と主張しており、代理人弁護士は毎日新聞の取材に対し、「小室本人は(6億円の支払いに)一生懸命、誠実に対応している」と話した
(毎日新聞からの引用ここまで)

ニュースより、要は、「小室氏が返済期限までに支払いを完了できなかったから男性側がキレて刑事告訴したのが逮捕までの経緯だ」とわかった。

週刊誌等で小室氏が借金に追われていることは今まで報道されてきたが、「えー、まさか」「10年前は、あんなに儲けていたから記事は大袈裟でしょ」ぐらいにしか捉えていなかったが、本当だったのだ。
そういえば、最近、奥さんのKEIKO(改名して現在はKCO)も芸能活動を徐々に再開しているけど、小室家の経済状態は火の車だったんだなぁ、と思った。

ちなみに、詐欺話の元となった「著作権」であるが、この権利は「特許」などと違い「申請・認可」が必要な権利ではなく「自動的に発生する財産的権利」である。
つまり、ブログでも、日記でも、媒体に吹き込んだメロディーや歌詞でも、彫刻や粘土細工やスケッチでも「作製したとたんに著作権が発生する」のだ。

傍目には、あれだけ儲けていたはずなのに、小室氏が「多額の借金を抱えること」になってしまったのは、数々の事業に手を出し、その多くが失敗してきたことだろう。
超ブームというのは、ずっと続かないのだから、ブームが去り、落ち目になってきたら「静かに印税生活を楽しんでいればよかったのに・・・」と考えてしまうのは、「凡人的発想」なのだろうか(笑)

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