睡眠中に見る「夢」の話。
同じような夢を何度も見ることはないだろうか?

私の場合は、「修士論文が締め切りまでに書けなくて落第する」という夢は、おそらくすでに20回ぐらい見ている。
毎回、だいたいストーリーは一緒で、夢の最後は「落第しちまった、ヤバい」と焦っていると徐々に覚醒しつつあるのか「あれ?俺ってちゃんと卒業しているよな?」とか「今は大人になっているはずなんだけどなんで学生やっているんだ?」というように見ている夢を客観的に見ようとしている自分が出てきて「あっ、これは夢か」という感じで完全に目覚める。

夢を見ている時に、後で考えると面白いのは「登場人物やその時の年齢などまるであり得ないシチュエーションが一つの話になっている」ことだ。
例えば、先日見た夢では、1年以上前に亡くなった祖母が夢の中に登場してきた。
シチュエーションとしては、うちの母親と亡くなった祖母がどこだかの観光地を旅行している。
そこにたまたま、学生服を着た私が登場してきて「おばあちゃん、久し振り。夢の中でしか今は会えないからまた夢に登場してね」とわけのわからないことをしゃべっていた。
祖母とさよならする時には「俺、学校行かなくっちゃ」とつぶやいていて、近くにいた2人の男の若者(自分は学生服を着た高校生のくせに、どうもこの2人の男の子は自分の子供らしい)に被っている学生帽の校章を見せながら「どうやってここからこの学校に行けばいいんだっけ?」と尋ねて、道順を聞いているうちに目が覚めた。

「修士論文が提出できない夢」の場合は、その夢を見ている時にその他に登場する人物が小学校や高校の時の友達だったり、社会人になってから知り合った友人が出てきたりするから、あとで夢を振り返ると時代考証が滅茶苦茶だ。
「亡くなった祖母が出てくる夢」の場合も、登場している自分は高校生になっているのに、自分の子供が2人も出てくるからもう色々な関係がぐちゃぐちゃだ。(現実の世界では私に子供はいない)

夢を見る理由について、現在のところ学問的には解明されておらず、不明なのだそうだ。
ただ、夢の存在意義を定めようとする説はさまざまあるが、一般的には、
1)無意味な情報を捨て去る際に知覚される現象
2)必要な情報を忘れないようにする活動の際に知覚される現象
の2つが有力らしい。

また、見る夢の内容は、
a)その人の普段は抑圧されて意識していない願望
b)普段の生活から興味がある現象
c)起きている時に考えていたり、悩んでいた事が影響したもの
が多いらしい。

確かに「修士論文が提出できない夢」を見る時は、仕事の締め切りに追われている時が多く、その時の精神状態を表しているようだ。
また、「祖母が登場する夢」は祖母が亡くなった時に、仕事の関係でお通夜に行けず、告別式のみだったので「最後のお別れができなかった」という無念な気持ちが深層心理にあって、何かの拍子で夢に出て来たのかもしれない。

焦っている夢を見ている時は、見ている時は焦っているからあまり気持ちの良いものではない。
しかし、「寝ている時に見る夢」は、その時にあまり意識はしていないが心の状態や深く考えていることが夢となって表れているので、自分自身の心の奥底の気持ちや日常生活を振り返り考察し、反省する上で意味がある、と思う。

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