いきなりですが、「ロジカル・シンキング」ということばを聞いたことがあるでしょうか?
「ロジカル・シンキング」とは「論理的に考えること」。
つまり「筋道を立てて考えること」になります。
東京工業大学大学院の西村克己教授は、ロジカル・シンキングの対立語を「ローカル・シンキング」と命名しています。
その理由は、「ロジカルでない」→「行き当たりばったり」「その場対応」→「目先しか見ていない」→「ローカルに考える」ということからだそうです。

「ロジカル・シンキングしない」つまり「ローカル・シンキングする」と発生するデメリットは多々ありますが、最大の問題点は「問題点や失敗したことを論理的に原因究明しないため、ノウハウが積み上がらないこと」です。
つまり、禁止したことに対して原因究明がないと、失敗した事実だけが引き継がれ、論理的でないタブーをつくってしまいがちです。
例えば「家訓」で「○○家は株の売買に手を出してはならぬ」というものがあったとします。おそらく、○○家の先祖さまは過去に株の売買で大損をしたことがあるのでしょう。
しかし、「なぜ株でご先祖様は失敗したのか」の原因究明がされず、単に「過去に失敗した事実だけ」を持ち出していたら、○○家の子孫たちの思考は「失敗を成功に生かすこと」ができないでしょう。

一般的に「ロジカル・シンキングすることのメリット」と「ローカルシンキングのデメリット」は、
「メリット」
・全体像を把握することができる
・確実な目標達成につながる
・体系的に考えることができるにつながる
・問題解決が最短距離で解決しやすくなる
・トラブルが減少する
「デメリット」
・全体像が見えにくい
・タブーを作ってしまいがち
・同じ失敗を繰り返す
・交渉がうまくいかず相手に丸め込まれる
などが挙げられます。

日本人は「ロジカル・シンキング」が苦手と言われています。
それは、農耕民族として一定の土地に住みついて同じ顔ぶれの中で生活してきた歴史的背景、近年は、終身雇用、年功序列を前提とした社会構造だったために上下関係が明確に決められていたため「いまさらきちんと説明しなくても理解してくれているはず」という以心伝心的なコミュニケーションや「上司の命令だから理由を考えるより行動しろ」という「滅私奉公」「上司の考えを察知して行動する」ことが美徳とされてきた文化があるために「ロジカル・シンキング」が発達してこなかったと考えられます。

しかし、日本社会も価値観が変化してきており「理由が明確で具体的な指示を受けなければ、上司の考えや周りの状況を自ら察知してまで仕事はしたくない。気をまわしていたら、気づかれするし、損だし、単に仕事が増えるだけだ」と考える人が多くなってきたのも事実でしょう。
そう考えると、ますます、これからの日本の社会人のスキルとして「ロジカル・シンキング」が重要で必須不可欠なものになっていくのでしょう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ94号より)

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