2008年10月12日付(午前1時35分配信)の毎日新聞インターネット版で1981年のロス銃撃事件で殺人と共謀の容疑で逮捕された三浦和義容疑者(61)が日本時間の10月11日午後1時45分頃にロス市警本部の留置場の独房でTシャツを使って首をつって死亡した報を知った。
日本における裁判で長年にわたって戦ってきた今までの三浦容疑者のイメージが強い私としては、「自ら命を絶つ」という選択は意外だった。
毎日新聞の記事のよると、日本時間で12日の午前1時に開かれたロス市警の会見では、捜査主任のリック・ジャクソン刑事は、前日の身柄移送会見で見せた誇らしげな表情から一転、苦渋の表情を浮かべ、一言も発言しないまま会見場を去ったという。
ロス市警の発表では、
・遺書や、自殺をうかがわせるような兆候はなかった
・自殺をする要注意人物とは考えていなかった
・カリフォルニア州の規則では、30分ごとに留置場を巡回することになっていた
・最後の巡回から約10分後に自殺しているのが見つかった
という。
ことであるが、結果論から考えると不十分なロス移送後の留置場管理だったとなるのだろう。
日本の司法判断としては、最終的に「一美さん殺人事件」では三浦容疑者の無罪が確定していたので、三浦容疑者は「一事不再理」を主張したが、サイパンの裁判所では殺人容疑についての逮捕状は無効としたが、日本では審理されていない共謀罪での訴追続行を認めた。
アメリカは州にもよるそうであるが、基本的に多くの州で殺人事件には時効がない。
誤解を受けるかもしれないが、「共謀罪での訴追続行決定」は「検察側の無理矢理感」がある。要は「ロス市警のメンツだけのための訴追」のような気がしたのだ。
おそらく、このまま審理を続けて、検察側が決定的とは言えない新たな事実を見つけてきたとしても三浦容疑者側は「事実は墓場まで持っていく」の決意のもとで「無罪を主張し続ける」ことは明らかだ。
つまり、最終的な判決が終身刑(共謀罪の最高刑)となったとしても、真実は明らかになることは難しい。
何を言いたいのかといえば、「ロス市警がメンツを掛けて一美さん殺人事件」を扱い「三浦容疑者側が“参りました”という事実を証明して、一美さんの遺族や社会に対して本当の真実を知らしめること」をしたかったのであれば、「三浦容疑者に対して細心の注意を図り、厳重に管理して、決して死なせてはいけなかった」のだ。
「注目を受け続けたい」「実は気が弱い」「演技派」といったような三浦容疑者の特質をつかんでいれば、移送時に「私は戦います」と発言した点、移送後に総領事館領事に対して「私は元気だ」と語った点など「虚勢を張った言動」から「三浦容疑者が何を考えていて、何が起こるのか」をもっと想像した留置場での管理をしておくべきだった。
三浦容疑者に近い人の情報では、最近、三浦容疑者が「俺の人生はロスで始まってロスで終わるのかなぁ」とポツリと語っていたというから、サイパンから「因縁の地」であるロスへの移送が決まった時にこの「結末」を決心していたのだろう。
つまり、ロス銃撃事件は「自分で幕を上げて、自分で幕引きした事件」だったのかもしれない。
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日本における裁判で長年にわたって戦ってきた今までの三浦容疑者のイメージが強い私としては、「自ら命を絶つ」という選択は意外だった。
毎日新聞の記事のよると、日本時間で12日の午前1時に開かれたロス市警の会見では、捜査主任のリック・ジャクソン刑事は、前日の身柄移送会見で見せた誇らしげな表情から一転、苦渋の表情を浮かべ、一言も発言しないまま会見場を去ったという。
ロス市警の発表では、
・遺書や、自殺をうかがわせるような兆候はなかった
・自殺をする要注意人物とは考えていなかった
・カリフォルニア州の規則では、30分ごとに留置場を巡回することになっていた
・最後の巡回から約10分後に自殺しているのが見つかった
という。
ことであるが、結果論から考えると不十分なロス移送後の留置場管理だったとなるのだろう。
日本の司法判断としては、最終的に「一美さん殺人事件」では三浦容疑者の無罪が確定していたので、三浦容疑者は「一事不再理」を主張したが、サイパンの裁判所では殺人容疑についての逮捕状は無効としたが、日本では審理されていない共謀罪での訴追続行を認めた。
アメリカは州にもよるそうであるが、基本的に多くの州で殺人事件には時効がない。
誤解を受けるかもしれないが、「共謀罪での訴追続行決定」は「検察側の無理矢理感」がある。要は「ロス市警のメンツだけのための訴追」のような気がしたのだ。
おそらく、このまま審理を続けて、検察側が決定的とは言えない新たな事実を見つけてきたとしても三浦容疑者側は「事実は墓場まで持っていく」の決意のもとで「無罪を主張し続ける」ことは明らかだ。
つまり、最終的な判決が終身刑(共謀罪の最高刑)となったとしても、真実は明らかになることは難しい。
何を言いたいのかといえば、「ロス市警がメンツを掛けて一美さん殺人事件」を扱い「三浦容疑者側が“参りました”という事実を証明して、一美さんの遺族や社会に対して本当の真実を知らしめること」をしたかったのであれば、「三浦容疑者に対して細心の注意を図り、厳重に管理して、決して死なせてはいけなかった」のだ。
「注目を受け続けたい」「実は気が弱い」「演技派」といったような三浦容疑者の特質をつかんでいれば、移送時に「私は戦います」と発言した点、移送後に総領事館領事に対して「私は元気だ」と語った点など「虚勢を張った言動」から「三浦容疑者が何を考えていて、何が起こるのか」をもっと想像した留置場での管理をしておくべきだった。
三浦容疑者に近い人の情報では、最近、三浦容疑者が「俺の人生はロスで始まってロスで終わるのかなぁ」とポツリと語っていたというから、サイパンから「因縁の地」であるロスへの移送が決まった時にこの「結末」を決心していたのだろう。
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