会見では、
1)幕内に上がるとアンフェアな取り組みを強いられ、お金を渡された
2)断ったりすると、“かわいがり”をするぞと言われた
3)親方(間垣親方)も知っていたが相手に注意すらしてくれなかった
4)親方が注意をしないのは、親方たちも現役時代にアンフェアな戦い方をして来たから
と会見した。
裁判の中で、相撲協会側弁護団が、上記1)~4)について反対尋問をしてくるのは必至である。
1)、2)は元幕内・若ノ鵬(以下、若ノ鵬として記載)サイドにとっては事実かもしれないが、金銭の授受が銀行振り込みではないだろうし、領収書などあるわけないから立証が難しい。
“かわいがり”についても「言った・言わない」の世界になってしまうから裁判官を納得させるような証拠が出ない限り客観的な立証は難しいだろう。
3)、4)については、特に4)は「若ノ鵬の推定」もあるからさらに難しい。
個人的には、大麻所持で逮捕され、事実上、相撲協会への復帰は厳しいのであるから、若ノ鵬に失うものはない。
したがって、昔からささやかれている「大相撲協会の古くからの悪い体質や慣習」について膿だしをしてもらいたい、と思う。
しかし、若ノ鵬は、どうやらこういった相撲協会の「悪しき慣習」や「大麻を吸っていないという露鵬や白露山が解雇され、吸っていると思われる力士が処分されないのはおかしい」という正義感を世間に示すことで、「解雇処分の取り消し」や「仮処分」に対して有利に働くと勘違いしての行動のようなのだ。
若ノ鵬の担当弁護士である宮田眞弁護士は、この若ノ鵬の行動は「寝耳に水の出来事」だったようだ。
おそらく、宮田弁護士としては「解雇撤回、仮処分承認」を唯一のミッションとして戦略を練っており、仮に若ノ鵬が言うことが事実だとしても、現時点でそれを明らかにしても「解雇撤回、仮処分の承認」手順について何の得にもならない。
宮田弁護士からすれば「若ノ鵬は本当に相撲協会に戻りたいの?」の思いだろう。
・若ノ鵬がお金に困っている
・裁判で争っている週刊現代サイドの働きかけがある
など若ノ鵬への各所からのアプローチもあって、後先のことを考えていない今回の若ノ鵬の行動となったのだろう。
しかし、外野の人間からすれば「若ノ鵬のやぶれかぶれ的行動」で「疑惑の多い相撲界の実態」が明らかになってほしいと思う。
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