米の卸売り加工業者「三笠フーズ」が、農薬やカビなどに汚染された非食用の事故米を食用に転用していたと、2008年9月5日に農林水産省が発表した。
「事故米」とは(毎日新聞:毎日jpより引用)
『国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)のうち、水にぬれたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米。工業用のりなど用途を限定して販売される。農水省によると03年度~08年7月に計約7400トンを販売し、三笠フーズを含む計17社が購入した。価格は1キロ当たり10円前後で、せんべいや酒の原料として売られる食品加工用米の5分の1ほど』
つまり事故米は、
1)政府が工業用のりなど用途を限定して販売先を管理している
2)価格は主食用のコメの1/35~1/30、せんべいや焼酎原料など加工用米の1/5
(1トンあたりの価格は、主食用は30~35万円、加工用が5万円、工業用は1万円程度)
という農水省の監視をすり抜けて不正(事故米は食品衛生法で食用としての流通が禁止されている)をすれば業者にとってうまみのあるシロモノ(代物)なのだ。
三笠フーズの記者会見によれば、買収した九州の会社から不正の手法は指南されたそうであるから、もしかしたら10年以上前から三笠フーズや事故米を購入した業者には悪しき不正の慣習として、食用や加工用としての転売や加工用のコメに事故米を混ぜるといった手法が取られていたのかもしれない。
つまり、事故米はそもそも価格が安いだけに、事故米を購入して工業として加工・販売する業者のモラルが一番大事なことではあるが、事故米を統括する大元締めの農水省は徹底した管理・監視をしなければ国民の安全がまもれない。
現状の農水省の事故米の管理方法は、
・買い取業者から加工計画書を提出させる
・計画通り工業用などに加工するのか、農水省の職員が処理現場に立ち会って確認する
という手法を取っているそうである。
しかし、三笠フーズは「提出した加工計画よりも少なめに加工し、食用に回していた」のだ。
ということから想像すると、農水省は、
1)販売した事故米について提出された加工計画書通りに加工されたか監視する仕組みが弱い(立ち入り調査の頻度、チェック方法などに改善の余地がある)
2)販売した事故米(インプット量)と工業用となった加工量、ロスとして廃棄した量(アウトプット量)をチェックする仕組みがない
のではないかと思う。
報道によると、2重帳簿を三笠フーズは2重帳簿だったようなので、特に上記2)に関しては、販売した事故米のトレーサビリティが取れる仕組みを再構築しておかなければ、「事故米を購入した業者はすべて危ない」という話になり、真っ当な業者への影響も生じるだろう。
また、エコの観点からも「事故米」を適正に工業用などとして利用することは重要なことである。
農水省がどのように、事故米の処理ルールや監視の仕組みを改善するのか注目していきたい。
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「事故米」とは(毎日新聞:毎日jpより引用)
『国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)のうち、水にぬれたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米。工業用のりなど用途を限定して販売される。農水省によると03年度~08年7月に計約7400トンを販売し、三笠フーズを含む計17社が購入した。価格は1キロ当たり10円前後で、せんべいや酒の原料として売られる食品加工用米の5分の1ほど』
つまり事故米は、
1)政府が工業用のりなど用途を限定して販売先を管理している
2)価格は主食用のコメの1/35~1/30、せんべいや焼酎原料など加工用米の1/5
(1トンあたりの価格は、主食用は30~35万円、加工用が5万円、工業用は1万円程度)
という農水省の監視をすり抜けて不正(事故米は食品衛生法で食用としての流通が禁止されている)をすれば業者にとってうまみのあるシロモノ(代物)なのだ。
三笠フーズの記者会見によれば、買収した九州の会社から不正の手法は指南されたそうであるから、もしかしたら10年以上前から三笠フーズや事故米を購入した業者には悪しき不正の慣習として、食用や加工用としての転売や加工用のコメに事故米を混ぜるといった手法が取られていたのかもしれない。
つまり、事故米はそもそも価格が安いだけに、事故米を購入して工業として加工・販売する業者のモラルが一番大事なことではあるが、事故米を統括する大元締めの農水省は徹底した管理・監視をしなければ国民の安全がまもれない。
現状の農水省の事故米の管理方法は、
・買い取業者から加工計画書を提出させる
・計画通り工業用などに加工するのか、農水省の職員が処理現場に立ち会って確認する
という手法を取っているそうである。
しかし、三笠フーズは「提出した加工計画よりも少なめに加工し、食用に回していた」のだ。
ということから想像すると、農水省は、
1)販売した事故米について提出された加工計画書通りに加工されたか監視する仕組みが弱い(立ち入り調査の頻度、チェック方法などに改善の余地がある)
2)販売した事故米(インプット量)と工業用となった加工量、ロスとして廃棄した量(アウトプット量)をチェックする仕組みがない
のではないかと思う。
報道によると、2重帳簿を三笠フーズは2重帳簿だったようなので、特に上記2)に関しては、販売した事故米のトレーサビリティが取れる仕組みを再構築しておかなければ、「事故米を購入した業者はすべて危ない」という話になり、真っ当な業者への影響も生じるだろう。
また、エコの観点からも「事故米」を適正に工業用などとして利用することは重要なことである。
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