2008年4月28日の13時10分ごろに滝川高校アーチェリー部の部室でアーチェリーの矢が男子部員の額に刺さった事故が発生した。
各メディアの報道から関連情報を整理すると、
・用具の手入れ中の事故
・ケガをした男子部員は1年生
・部室にいた男子部員はケガをした男子部員を含めて3人
・部室への入出許可は顧問の男性教諭から得ていた
・事故当時、顧問教諭は用具の手入れには立ち会っていなかった
・事故後の会見で校長は「矢を人の方に向けないよう普段から指導はしていた。あくまで事故だ」とコメント
・滝川高校のアーチェリー部員は19人で、2005年と2006年はインターハイに出場
ということがわかる。
ニュースを聞いたときは、
・13時10分といえば、午後の授業中のはずであるが、なぜ1年生が部室にいたのだろう?
・事故は「用具の手入れ」との報道であるが、矢を番える状況はあったのだろうか?
という点が不思議に思った。
前者については、事故後の報道がテレビでも新聞やネットのニュースでも流れていないので、「授業中だったのか、休講などによる空き時間だったのか」わからない。
後者については、事故後の校長先生の会見を見ていると、「ドローイング(引き分け)」の動作をしているから、報道された「用具の手入れ(清掃や修理)」のイメージよりは「用具(弓具)の調整」をしていた時の事故だったのだろう。
学生時代に「弓具を使用した競技スポーツ」をしていた経験からすれば、
1)入部間もない1年生だけで弓具の調整を行なうということは、部室にいた1年生部員は中学などでの競技経験者であることが予想される
2)仮に、部室にいた部員が経験者でないとしたら、1年生のみで「弓具の調整」をすることは困難であり、顧問は「年長者がいない状態で入出許可を与えるべきでなかった」のだろう
3)弓の張りなどを調整する目的で、矢を番える必要があるなら、「部室の壁に向けて作業を行なう」など「矢を番えた際の、部室におけるルールはあり、教育されていた」のだろうか
などと思った。
特に「1年生部員が経験者か未経験者(弓具の扱いに熟知している)」は大きい。
そもそも、未経験者のみであったなら顧問教諭は「弓具の調整をさせるために入出許可を与えてはいけない」のだ。
次に「部室内でのルールの確立と徹底」である。
アーチェリーにおける矢を射る一連の動作を分解すると一般的には、以下の8つの動作から構成される。
1 Stance スタンス(足がまえ)
2 Set セット(胴がまえ)
3 Nocking ノッキング(矢つがえ)
4 Set up セットアップ(打ちおこし)
→弓矢を持った両拳を上に持ち上げる動作。
5 Drawing ドローイング(引き分け)
→打起こした位置から弓を押し弦を引いて、両拳を左右に開きながら引き下ろす動作。
6 Full Draw フルドロー (会)
→引分けが完成(弓を引き切った状態)され、矢は的を狙っている状態。
7 Release リリース(離れ)
8 Follow Through フォロースルー(残身)
今回の事故は、恐らく4~6の動作を行なう際の弦の張り具合と弓のテンションの重さを調整する目的だったと思われる。
「調整なら矢を番えて行なわなくても」と傍目には感じるが、実際に射るときと同様の動作と姿勢で調整(微調整)を行なう必要性は確かにある。
しかし、狭い部室でそのような調整をするならば、「矢を人に向けてはいけない」という一般的な常識以外に「矢を番えて弓具の調整をするならば壁に向かってする」とか「床に線を引き、調整する際はここから前に人を入れたらダメ」など「確実なルールの構築と徹底した教育」が必要だったと思う。
今回の「神戸高1アーチェリー事故」の全容は一般メディア情報からは分からない点も多いが、「部室に入出して弓具を調整するときの許可条件」と「部室内で弓具調整する際の確実なルールの構築と教育の徹底」が不明確であった事が原因であったのではないかと考えられるのである。
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各メディアの報道から関連情報を整理すると、
・用具の手入れ中の事故
・ケガをした男子部員は1年生
・部室にいた男子部員はケガをした男子部員を含めて3人
・部室への入出許可は顧問の男性教諭から得ていた
・事故当時、顧問教諭は用具の手入れには立ち会っていなかった
・事故後の会見で校長は「矢を人の方に向けないよう普段から指導はしていた。あくまで事故だ」とコメント
・滝川高校のアーチェリー部員は19人で、2005年と2006年はインターハイに出場
ということがわかる。
ニュースを聞いたときは、
・13時10分といえば、午後の授業中のはずであるが、なぜ1年生が部室にいたのだろう?
・事故は「用具の手入れ」との報道であるが、矢を番える状況はあったのだろうか?
という点が不思議に思った。
前者については、事故後の報道がテレビでも新聞やネットのニュースでも流れていないので、「授業中だったのか、休講などによる空き時間だったのか」わからない。
後者については、事故後の校長先生の会見を見ていると、「ドローイング(引き分け)」の動作をしているから、報道された「用具の手入れ(清掃や修理)」のイメージよりは「用具(弓具)の調整」をしていた時の事故だったのだろう。
学生時代に「弓具を使用した競技スポーツ」をしていた経験からすれば、
1)入部間もない1年生だけで弓具の調整を行なうということは、部室にいた1年生部員は中学などでの競技経験者であることが予想される
2)仮に、部室にいた部員が経験者でないとしたら、1年生のみで「弓具の調整」をすることは困難であり、顧問は「年長者がいない状態で入出許可を与えるべきでなかった」のだろう
3)弓の張りなどを調整する目的で、矢を番える必要があるなら、「部室の壁に向けて作業を行なう」など「矢を番えた際の、部室におけるルールはあり、教育されていた」のだろうか
などと思った。
特に「1年生部員が経験者か未経験者(弓具の扱いに熟知している)」は大きい。
そもそも、未経験者のみであったなら顧問教諭は「弓具の調整をさせるために入出許可を与えてはいけない」のだ。
次に「部室内でのルールの確立と徹底」である。
アーチェリーにおける矢を射る一連の動作を分解すると一般的には、以下の8つの動作から構成される。
1 Stance スタンス(足がまえ)
2 Set セット(胴がまえ)
3 Nocking ノッキング(矢つがえ)
4 Set up セットアップ(打ちおこし)
→弓矢を持った両拳を上に持ち上げる動作。
5 Drawing ドローイング(引き分け)
→打起こした位置から弓を押し弦を引いて、両拳を左右に開きながら引き下ろす動作。
6 Full Draw フルドロー (会)
→引分けが完成(弓を引き切った状態)され、矢は的を狙っている状態。
7 Release リリース(離れ)
8 Follow Through フォロースルー(残身)
今回の事故は、恐らく4~6の動作を行なう際の弦の張り具合と弓のテンションの重さを調整する目的だったと思われる。
「調整なら矢を番えて行なわなくても」と傍目には感じるが、実際に射るときと同様の動作と姿勢で調整(微調整)を行なう必要性は確かにある。
しかし、狭い部室でそのような調整をするならば、「矢を人に向けてはいけない」という一般的な常識以外に「矢を番えて弓具の調整をするならば壁に向かってする」とか「床に線を引き、調整する際はここから前に人を入れたらダメ」など「確実なルールの構築と徹底した教育」が必要だったと思う。
今回の「神戸高1アーチェリー事故」の全容は一般メディア情報からは分からない点も多いが、「部室に入出して弓具を調整するときの許可条件」と「部室内で弓具調整する際の確実なルールの構築と教育の徹底」が不明確であった事が原因であったのではないかと考えられるのである。
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