出版社の知人と話していたら「成功本」か「ダイエット本」はヒットする傾向が高いそうだ。
だから、今までにない概念のこれらの本を書けば、編集者はとりあえず「話は聞いてみよう」ということになるらしい。

この傾向はメルマガも同様で「まぐまぐ」などメルマガ発行スタンドでメルマガ検索しても「成功系」「ダイエット系」のメルマガは星の数ほどある。
つまり、それだけこれらの情報を得たい人が世の中に存在するわけで「巨大な市場」なのであろう。
当たり前のことだが「ヒットする本やメルマガの発行」という一点だけに目的を絞るならば「巨大な市場」を狙うことが得策で、いくら文学的、学術的に優れた高度な技量を作り上げ、狭義の「質が高い」作品を創造しても、それが「ヒット」に繋がるとはいえない。

そう考えると「作品の99%が自費出版」といわれる「詩」の世界において280万部という空前のヒットになった21年前(1987年5月8日発行)の「サラダ記念日」(俵万智著 河出書房)は異例である。

話を冒頭の「成功本」に戻すと、成功本を私が勝手にカテゴリー分けすると、
1)成功人生の指南書
2)お金持ちになるためのノウハウ本
3)投資系のノウハウ本
4)マーケティング本
5)営業・セールス本
6)日常習慣系の啓発本
7)起業本
8)マネジメント系の本
という分類に概ねなるのではないだろうか。

先日、本屋さんで拙著を出版したシリーズの最近の刊行物をチェックしていたら、
『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(水野俊哉著 光文社)
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334934293
という本が目に留まった。
発売約2ヶ月であるがすでに第4刷になっており、かなり売れている。

出張の移動に斜め読みしたら、成功本はよく読まれているし、読む人は何冊も読んでいる。しかし殆どの人は成功していない。その理由には、
1)読むだけで行動しない
2)誤読している
3)本の選び方を間違っている
と説いていた。
私の場合は、1)が当てはまる。
要は「自分がどうなりたいかを真剣に考えて、それに合った本を選び、成功者と自分の状況の違いを考慮して行動あるのみ」という結論になるようだ。

この本は、著者が成功本の中から50冊を厳選して「どのように読めば、金持ちになれるのか?」という観点で書かれたダイジェストがある。
過去に「売れていたけど読んでいない」という多くの本の概要を知りたい人にはおススメの一冊である。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ64号より)

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