その影響で、交通機関、イベントに乱れが生じ、200人以上の人が転倒などのケガをしたという。
「大雪」といっても、最初は雨から始まった雪なので、雪国の人から見れば大して積もってはいない。報道によると千代田区で3センチ、横浜で7センチなど、関東各地で10センチ未満ではある。
私のこの日は新千歳空港から羽田空港に移動した日であったが、朝、ニュースをちゃんと見ていなかったので、新千歳空港に着いた時に「機材の到着が遅れておりまして、出発時刻は定刻を1時間半遅れる見込みです」のアナウンスを聞いて、関東が雪に見舞われていることを知った。
空港のテレビを見ると、都内各所がすっかり白くなっていた。
この日は、札幌は晴れていたので、なんだか意外。
それにしても、雪国でない関東は雪に弱い。
東海道新幹線は徐行し、湘南新宿ラインと久留里線の一部、小田急と西武鉄道の特急は運休した。
もちろん雪国の鉄道も大雪になればダイヤに乱れは生じる。しかし、「運休」はあまり聞かないし、経験もしない。
ポイントの凍結防止など保線面の対策がとられているのだろうし、運転士さんも積雪時の走行になれているのかもしれない。
意外だったのは、ラグビーの試合(トップリーグ)や大井競馬場のレースが延期になったこと。
青梅マラソンの中止は積雪により市民ランナーにケガ人が出る恐れがあるから仕方がないだろうけれど、ラグビーや競馬はこの程度の雪なら試合の開催には影響を受けない競技だと思っていた。
おそらく、積雪によるグランドや馬場のコンディション状況より、観客や応援団の会場までの足に影響が出ると判断したのだろう。
話は変わるが、北海道で仕事をするようになってびっくりしたのは、北海道では雪の日に傘をささないこと。
傘をさしているのは、せいぜい髪型を気にする一部の女性(OLさんやホステスさんなど接客業の人、ホステスさん)程度で、その他は観光で北海道を訪れた人である。
傘をささない理由は、
・気温が低いので雪がさらさらしている
・したがって、頭や着衣に雪が付着してもしみこまないので、払い落とせばいい
からである。関東のべちゃべちゃ雪では頭や着衣に付着した途端、浸み込んでしまうからこうはいかない。
つまり、北海道では、通行人で両手が塞がっている人はあまりいない。
雪国の人は雪道の歩行に慣れているし、靴底に滑り止めを施しているといった工夫をしていることもあるが、関東よりも積雪時のケガ人が少ない理由は「傘をささないため片手は空いている」ことによるのではないかと思う。
よく観察していると雪国の人も歩行中に案外滑ってはいるし、転倒している人も見掛ける。
札幌で以前務めていた会社の同僚で道東出身の人がいたが、「傘は春から秋にかけて使用するもの」と大学で札幌に出てくるまで思っていたという。
その人の地元では冬に傘をさす人は皆無だったそうだ。
ところ変われば、「常識」も違ってくるものである。
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