今や伝説となったクイズ番組「クイズダービー」を子供の頃に見ていた。
大橋巨泉さんが司会をしていて、3枠を漫画家のはらたいらさんが務めていたあの番組だ。
ある日の問題で「超近眼の女優の岩下志麻さんがスタッフから差し出されたおしぼりをあるものと間違えました。それはいったいなんでしょう?」というものがあった。
答えは「タクアン」。
タオル生地が黄色でくるくるっと巻かれて差し出されたおしぼりを岩下志麻さんは「タクアンと勘違いした」というエピソードだった。

子供の頃は「いくら近眼といえどもオシボリとタクアンを間違えるものなのか?へぇ~」と思った。
つまり、健康な目をしていた私にはなかなか想像がつかなかったのだ。
しかし、中年になって年々どんどん目が悪くなると「かすみ目」や「見間違い」が実感できるようになった。
以前は目薬のCM「疲れ目、かすみ目にはサンテ40」というフレーズの「かすみ目って何?」という状態であったが今でははっきりと自覚できるし、日常的に悩まされている。
また、先日は岩下志麻さんのように勘違いもした。
ホテルの朝食でシシャモが出された。シシャモが盛られているお皿の脇に大根おろしが添えられていると思って醤油をかけたら、レタスだった。
レタスは醤油を掛けても食べられるものなので事なきを得たが、内心、軽いショックだった。

ホテルで朝食を取っている時に読んでいたスポーツ紙に実力派若手女優の堀北真希さんの記事が載っていた。
堀北さんはNHKの大河ドラマ「篤姫」で徳川家第14代将軍家茂の正室和宮を演じる。
演じる年齢は16歳から32歳で堀北さんは時代劇に出演するのは初めてだという。
私事ではあるが、目が悪くなるまで「かすみ目」や「見間違い」の話を聞いてもなかなか想像がつかなかった。
しかし、ビジネスシーンでは新しい事をやるときは「どれだけ想像力が精度よく働くか」でその後の進捗や成果が変わる。
そう考えると「経験がなかったり、想像がしにくい役柄を役者さんはどうやってイメージして役作りをするのだろう」と思う。

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