毎年スキー用品販売の「アルペン」のCMキャラクターは誰かな?と何気なく気にしてみている。
「アルペンのCM」といえば、「CMソング」=「広瀬香美さんのロマンスの神様」、「男性キャラクター」=「加藤晴彦さん」という印象が強い。
調べてみると、「ロマンスの神様」は1993年に初めて使われていて、加藤晴彦さんのアルペンCM初登場は1996年からだから、確かに起用回数が多く、起用年月は長いけどすべてではない。

今年のバージョンは、CMソング→ロマンスの神様、男性キャラクター→加藤晴彦さん、そして女性キャラクターはなんと女子モーグル日本代表の上村愛子さんだ。
このCMは「出会い」をテーマにして「スキーやスノボに行きたいなぁ」との魅力を作り「スキーやスノボ用品の購買意欲向上」に導いていた気がする。
つまり、20代前半のスキー初心者など若者を購買層のターゲットとしたCMを制作し、ブームを作っていたように思う。
だから、スキー選手として大ベテランである上村選手の起用はかなり意外なキャスティングだと思った。

CMの中の「ずっとスノーボーイ、ずっとスノーガール」というセリフと「定番ソングのロマンスの神様」から、やはり30代以上のスキー経験者を購買ターゲットに路線変更したのかな?という気にさえなる。
聞くところによると、最近の学生さんはスキーやスノーボードを以前の学生ほどやらないらしい。
現役大学生の女性に聞くと、同世代の男子はスキーやスノボに誘ってくれないという。
だいいち、イマドキの学生さんは車を持っている人も以前ほど多くないらしい。
どうやって遊んでいるのだろう??
自分の学生時代と比較して、隔世の感がある。

スキー人口が一番のピークを迎えたのは1993年で1860万人にも上るという。
1987年に公開された映画「私をスキーに連れてって」、1995年公開の「ゲレンデがとけるほど恋したい」がスキーブームを作り1990年代中盤まで維持したのだろう。
つまり、ここ10年は、スキー人口は以前ほど増えていない。
そうなると購買層を、かつてスキーをしていて、金銭的な余裕があり、用具を買い換えそうな世代に今年のアルペンは販売のターゲットを絞ったのかもしれない。
はたして私のこの予想と実際のアルペンの狙いはどんな感じなのだろう?
来シーズンのアルペンのCMに注目してみたいと思う。

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