日本マクドナルドのFC店舗4店のサラダの賞味期限ラベルの張り替えがあったばかりだからまたかと言う感じだ。
共通点は、
・FC(フランチャイズ)店舗であること
・社内の自主基準に違反したこと
である。
この背景には、FC店舗では食材の仕入れは買い取りになるから当然ロス(廃棄する食材)は減らしたい。また本部からの売り上げ目標や利益目標も設定されていて厳しく店舗指導員からチェックされているだろう。
また、マクドナルドもローソンも廃棄物の削減などを謳った環境マネジメントシステムを導入している。
賞味期限切れが発覚したFC店舗をかばうつもりはないが、
・廃棄はもったいない
・賞味期限は健康上の問題もなく実態に合っていない
といった意識であり、決して「顧客を欺こう」という意識が全面に押し出されていたのではないと思う。
もちろん、現状の社会通念が若干過剰反応気味な気はするが、
・賞味期限切れ食材の使用
・衛生上問題がなくても自分達で決めたことの不順守
に対して厳しい。
だから守らなかった事が露見した時の影響も重々承知していたはずだ。
しかし、守れなかった。
おそらく日本マクドナルドもローソンも再発防止策としては、
・社内基準を遵守することの重要性の再徹底
・FC店舗を含めて仕入れ日と販売日の数量管理の徹底
・FC店舗を含めて社内基準の順守状況の監視強化
などを図るだろう。
ただ、個人的にはマクドナルドのサラダは「調理後12時間で廃棄(衛生上は温度管理をしていれば7日間は問題なしというデータあり)」、ローソンのおでんは「メーカー基準よりさらに厳しい社内基準を設定(メーカーは10日であったが半分の5日に設定)」していたという社内基準そのものを見直すべきではないかと思う。
いまさら「もうちょっと賞味期限を長めに再設定しました」とは両社のプライドから言い難いのであるだろうけれど、そもそも顧客サイドもそこまでの社内基準を望んでいないと思う。
「顧客最重視」の姿勢はもちろん大事ではある。
しかし、顧客、商品(サービス)の企画側、販売側(FC)というそれぞれの立場のバランスをいい塩梅(あんばい)で均衡させることももっと大事な要素だと思う。
どこかに負荷が掛かりすぎると問題が発生することを認識していなければ、単にこの三者において弱者である販売側に過度な負担を強いているだけで不満が今回のようにどこかで噴出するのだろう。
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