同じ話をするとしても相手の人数によって話し方は違ってくる。
相手の人数が、
1)1人の場合
2)2~15人ぐらいの場合
3)15人以上の場合
で結構の違いがある。

私は人前で話をするのは得意でない。
もちろん仕事柄「人前で話すこと」が商売なので後天的に上達してきたのかもしおれないが、若い頃に頭が空っぽになって真っ白になり額(ひたい)から脂汗が吹き出る「焦燥感」に駆られた状況の苦い思い出があるから今でも苦手意識がある。

ちなみに私は相手に上手く伝える事が出来るのは、相手の人数が1人か2人など少ない場である。
たぶん、上記1)の場合は相手の反応が確かめやすいから「一方的に話さない」を心がけることができ、相手に納得感を持たせることができるからだろう。
要は、仕事であれ、プライベートであれ、1人の相手と向き合って話しているときは、相手の今までの仕事や生活環境を想像して相手が理解できるであろう言葉遣いや例え話しをして「どうも伝わっていないな」、「どうも関心がないな」というような反応を見ることができるからだ。

相手の反応を窺い(うかがい)知ることができれば、話の内容や例え話、使用する語彙、口調などを修正できる。
相談を受ける時などは、こちらのうなずきひとつで「話し手の相手に対する信頼感、賛同感」を強めさせることができるから、相手の状況に関する情報をたくさん聞き出しやすく、ついつい話しやすくさせる事が出来る。

「この人の話は理解しやすい」、「面白い」、「信頼できる」というモードに相手がなると、「しゃべっている相手の言いたい事を理解したい」という欲求が聞き手に生じるから、若干「意味不明確」、「よくよく考えると論理矛盾」があっても「聞き手の方がいいように解釈」してくれる。

講演会など相手が複数以上の場合、会場の反応は日本人の場合、周りの反応を見て反応することがあるから、し~んとした状態だと「例え話が悪く伝わっていないのか」、「理解はされてはいるけど納得感がないのか」、「単に退屈なのか」などが聞き手の状態が話し手にとってわかりにくい。

会場が「し~んとした状態」であっても「話し手の内容を自分の頭の中で反芻しながら理解を高めている状態」や「単に周りが笑ったりしないから自分だけ笑ったり相づちをうてない状況」の場合は「参加者ひとりひとりは話し手の内容を理解して納得感があるが会場はし~んとしている」ということがある。
つまりひとりひとりの反応が把握しにくいのだ。
逆に、一度会場から笑いや相づちが出始めるとこちらのペースに持ち込むことができる。

したがって、相手が複数人数の場合の話し方は、
①どういうバックグランドを持った人が多いのか
②相手の年齢層はどのようになっているのか
③どんな話に期待しているのか
④話を聞くことによってどんなことを恐れているのか
⑤会場でのムードメーカーをどのように見つけて、乗せるか
などを考慮しておく必要がある。
要は、ある程度の事前準備が必要になる。

テレビを見ていたら、タレントのモト冬樹さんについて司会の石橋貴明さんが「モトさんの話は5~6人が集まった状態が一番面白い。しかしこれはテレビではできない」といっていた。
テレビはチャンネルを合わせる層(要は視聴者層)はある程度決まってはくるが、公共の電波で不特定多数の人が見ているので、極端な下ネタはできないし、相手の反応を見て話を組み立てなおすこともできないからどうしても「無難なトーク」になってしまう。

人数に関わらず共通的にいえるのは「いかに相手にわかりやすい話ができるのか」である。
いい話をしていても「聞き手が感情的に拒絶反応する話し方」をすれば「感情面での拒絶」状態になるから、いくら中身の濃い話をしても「感情面が開かない」から話が頭に入っていかない。
もうひとつ話が相手に入っていかないのが「既成概念との大きなずれがある話に対する意識の対立」である。

その辺がわかっている方は「相手が理解しやすい賛同、共感しやすい部分」から入っていく。
身近な例では「小泉元首相」である。
特徴的な記憶に残る「ワンフレーズ」を上手く使って感情面から訴え掛ける。
それが良い悪いは別にして聞き手をひきつけるという点においては上手いと思う。

話を伝えるポイントは「相手の状況を理解し話題を適宜修正する能力」なのであろう。

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