2時間の公演のうち知っていた曲はA.Dvorak(アントニン・ドヴォルザーク)のものだけであったが、幼少の頃はクラシック音楽のレコードセットが自宅にあり自然と聞いていたし、ピアノ教室に8年間通ったので、とりあえず連れて行ってくれた人との会話は成立してほっとした。
稀に「教養」が必要とされる接待を受ける事があるから「全く無知でなくてよかったぁ」と思うときがたまにある。
それにしても今どきの日本では、よっぽど「高貴な方々の集まり」で無い限り、いわゆる「教養」が必要とされる場が少なくなったと思う。
だいたい、食事がそうだ。
私も決してテーブルマナーを熟知している人間ではないが、立場がある方ばかりの集まりでも「くちゃくちゃ」と音を立てて食べる人はかなりいるし、洋食であればナプキンの使い方、和食であれば箸の使い方はめちゃくちゃな人が案外多い。
また、テレビの旅・料理番組を見ていると、芸能人だけあって、高級な料理を食べばれているせいか、料理に関してウンチクはやたらと語るが、箸の使い方は最悪な人が結構いる。
団塊世代以上の方が会社の飲み会で「今日は無礼講で」といったら、あまりにも礼儀をわきまえない若者が多くて面食らった、という話を以前聞いた。
「年長者を立てるのは儒教の教えがある国だけ」と思っているのは大間違いで、欧米でもちゃんと年長者は立てたふるまいを「教養のある方」はしっかりとしている。むしろ、欧米の方が日本よりちゃんと年長者を立てた振る舞いをしている。
最近の日本は、無礼な態度を取るものがいても、年長者は注意しないし、注意しないから無礼者が増殖していて、したがって「悪貨は良貨を駆逐する」状態だ。
その状況が「いちいち注意する人(オッサン)の方がおかしい」、「ウザいし口うるさい」という妙な状態になっている。
話をクラシックに戻すが、気のせいか、私の周りだけかもしれないが、クラシックファンは男性の方が多いと思う。
歌詞の入っている現代音楽で考えてみると、人は好きな曲やアーティストを選ぶ時に「曲(メロディー)優先」か「歌詞(歌詞の内容に感化される)優先」のいずれかで選んでいると思う。
これも感覚的な意見であるが「あゆ(浜崎あゆみ)のこの歌詞は泣けるよね」とか「くうちゃん(倖田來美)の歌詞は共感するよね」という感じの「歌詞優先」は女性が圧倒的に多いと思う。
つまり、男性の方がどちらかというと曲(メロディ)重視で女性の方が歌詞重視のように思う。
仮にそうだとすると、女性をターゲットに音楽をプロデュースする場合は「歌詞に力を入れないと売れない」となる。
音楽のプロデュースに詳しい方がいたらターゲットが女性と男性の場合で重点ポイントがどのように違うのか聞いてみたいと思う。
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