先週、出身校の学園祭に顔を出した。
卒業してから16年経過すると現役の学生からみればすっかりおじさんになってしまった。
所属していたクラブが出している露店を訪れると自分の現役時代からはソース味から塩味に変わっていたけど、相変わらず「焼きそば屋」をやっていた。
仕事がたまっているので余裕はないが週末の休みを割いて今回学校を訪ねたのは2つ理由がある。
それは所属クラブの顧問の先生が今年度で定年を迎える事がひとつ、もう一つは大学職員になっている1学年先輩が今年度で転勤になる可能性があるからだ。
顧問の先生には本当にお世話になっている。
それは所属していたスポーツ系クラブの顧問を17年前に引き受けてもらったところから始まる。
現在の顧問の前の先生が新しく新設された学部に転勤することになり、後釜の先生を探していた。大抵の先生は「研究や授業が忙しい」「他の部活の顧問もやっているから勘弁してくれ」と逃げられてしまったが、今の顧問の先生は他の部活の顧問も掛け持ちしていたがなんとか引き受けてもらった。
次に私が考えたのは自分が卒業後のクラブ(組織)の存続性、発展性。
大学のクラブは「やる気のない幹部が2代続けばつぶれる」からだ。
それを補完してくれる機能として「顧問の先生のクラブ活動への関わり方」がある。
そこで当初は「名前だけなら顧問になってもいい」という感じだった先生にその競技を体験してもらい、全日本選手権にも試合観戦という立場で引っ張り出した。
大会では先生を他のチームや競技を主催する協会幹部が滞在しているホテルに連れて挨拶に回った。
大会開催中に協会の理事会が開催されるのであるが、そこにも協会事務局にネゴしてオブザーバーという立場で先生を参加させた。
すると先生を引っ張り出した年にクラブは悲願の全日本選手権団体戦で初優勝を飾った。もちろん、先生を中心に囲んでの記念撮影である。
試合が終わって数週間経過したある日、練習場に行くと先生が練習していた。
「面白そうだからオレもやってみようかなと思って」と先生がいう。
「しめた!」と思いそこからは、
・用具一式を買ってもらう
・競技会に出場してもらう
という手配をした。
すると先生も呼応するかのように「乗用車を何台も連ねて遠征や合宿するのはお金も掛かるから大型免許を取るよ」といってくれた。
その後は、
・学内での練習場の確保に奔走
・協会の理事に就任
・世界大会のシニア部門に出場
と完全に先生をこのスポーツの世界にどっぷりとはまってもらった。
そんな先生も今年で定年を迎える。
不思議な因縁で、先生を引っ張り出した年以来で今年の全日本選手権で団体戦は優勝した。まさに有終の美だ。
当時、今の状況(先生の定年)を想像して、その次の顧問候補として大学職員になった先輩を考えていた。当時は「これで35年は安泰」と考えていた。
しかし、少子化の波は全国規模の大学の地方校舎の業務の効率化を促進している。
来年度から九州と北海道にある系列大学を吸収統合し、学部の再編をするのだ。
すると職員の転勤も生じるから「安泰」とはいえなくなってしまった。
顧問の先生も職員になった先輩にいわせると「今の学生は言われたことしかやらないし、想像力がないからねー」という。
入学生の新入部員勧誘や各年間行事も「そろそろ××の準備をしなくていいのか?」と先生が声を掛けないと行動しないし、気づきもしないという。
そんな学生を補完する役目が顧問の先生やクラブOBだと思う。
なかなか短期間のサイクルでメンバーが入れ替わる組織を継続的に維持することは難しい。
【よかったらクリックお願いします♪】↓
ブログランキングranQ
企業家ブログ→http://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35
卒業してから16年経過すると現役の学生からみればすっかりおじさんになってしまった。
所属していたクラブが出している露店を訪れると自分の現役時代からはソース味から塩味に変わっていたけど、相変わらず「焼きそば屋」をやっていた。
仕事がたまっているので余裕はないが週末の休みを割いて今回学校を訪ねたのは2つ理由がある。
それは所属クラブの顧問の先生が今年度で定年を迎える事がひとつ、もう一つは大学職員になっている1学年先輩が今年度で転勤になる可能性があるからだ。
顧問の先生には本当にお世話になっている。
それは所属していたスポーツ系クラブの顧問を17年前に引き受けてもらったところから始まる。
現在の顧問の前の先生が新しく新設された学部に転勤することになり、後釜の先生を探していた。大抵の先生は「研究や授業が忙しい」「他の部活の顧問もやっているから勘弁してくれ」と逃げられてしまったが、今の顧問の先生は他の部活の顧問も掛け持ちしていたがなんとか引き受けてもらった。
次に私が考えたのは自分が卒業後のクラブ(組織)の存続性、発展性。
大学のクラブは「やる気のない幹部が2代続けばつぶれる」からだ。
それを補完してくれる機能として「顧問の先生のクラブ活動への関わり方」がある。
そこで当初は「名前だけなら顧問になってもいい」という感じだった先生にその競技を体験してもらい、全日本選手権にも試合観戦という立場で引っ張り出した。
大会では先生を他のチームや競技を主催する協会幹部が滞在しているホテルに連れて挨拶に回った。
大会開催中に協会の理事会が開催されるのであるが、そこにも協会事務局にネゴしてオブザーバーという立場で先生を参加させた。
すると先生を引っ張り出した年にクラブは悲願の全日本選手権団体戦で初優勝を飾った。もちろん、先生を中心に囲んでの記念撮影である。
試合が終わって数週間経過したある日、練習場に行くと先生が練習していた。
「面白そうだからオレもやってみようかなと思って」と先生がいう。
「しめた!」と思いそこからは、
・用具一式を買ってもらう
・競技会に出場してもらう
という手配をした。
すると先生も呼応するかのように「乗用車を何台も連ねて遠征や合宿するのはお金も掛かるから大型免許を取るよ」といってくれた。
その後は、
・学内での練習場の確保に奔走
・協会の理事に就任
・世界大会のシニア部門に出場
と完全に先生をこのスポーツの世界にどっぷりとはまってもらった。
そんな先生も今年で定年を迎える。
不思議な因縁で、先生を引っ張り出した年以来で今年の全日本選手権で団体戦は優勝した。まさに有終の美だ。
当時、今の状況(先生の定年)を想像して、その次の顧問候補として大学職員になった先輩を考えていた。当時は「これで35年は安泰」と考えていた。
しかし、少子化の波は全国規模の大学の地方校舎の業務の効率化を促進している。
来年度から九州と北海道にある系列大学を吸収統合し、学部の再編をするのだ。
すると職員の転勤も生じるから「安泰」とはいえなくなってしまった。
顧問の先生も職員になった先輩にいわせると「今の学生は言われたことしかやらないし、想像力がないからねー」という。
入学生の新入部員勧誘や各年間行事も「そろそろ××の準備をしなくていいのか?」と先生が声を掛けないと行動しないし、気づきもしないという。
そんな学生を補完する役目が顧問の先生やクラブOBだと思う。
なかなか短期間のサイクルでメンバーが入れ替わる組織を継続的に維持することは難しい。
【よかったらクリックお願いします♪】↓
ブログランキングranQ
企業家ブログ→http://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35