これで日本ハムは交流戦、リーグ戦に続く今季三つ目のタイトルを手にした。あと目指すは2年連続3度目の日本一のみとなった。
優勝インタビューでのヒルマン監督の第一声は「シンジテマシタ!」。
昨年は「ジンジラレナイ!」というインパクトのある名台詞を残しましたが、今年は自信に満ち溢れた第一声という感じでした。
個人的には1974年(金田監督の下で巨人の10連覇を阻止した中日を破って日本一)以来のロッテファンなのですが、札幌で起業してからは「地元密着の精神」から日本ハムも「掛け持ちファン」になっていたので正直、どちらが優勝しても日本シリーズが楽しみ~♪、と第1ステージ終了後は内心ホクホクしていました。
それにしても日本ハムとロッテがパシフィックリーグの覇権を争っている姿を5試合も見られたのは感慨深く、また隔世の感があります。
なぜならば私にとって物心ついた頃は阪急ブレーブス(現在のオリックス)が圧倒的に強くて、その後長期に渡る西武ライオンズ時代が続いてきたからです。
つまり、どちらかというと日本ハムもロッテもパリーグのお荷物球団のごとき扱いを受けていました。
ほんの10数年前まで好きな球団を聞かれて「ロッテファン」と答えると相手が次の会話に困ってしまう様子が想像できたので胸を張って答えにくかった思い出があり、それが懐かしいです。
また私の年代の人間からすればここ数年のパシフィックリーグの人気や盛り上がりも「シンジラレナイ!」想いが強くあります。
プロ野球といえば「セントラルリーグ」という時代があり、ファンだけでなくドラフト候補者の希望球団も「在京セリーグ」と答える人が多く、ロッテや日本ハムは「入団拒否球団」の代表格でもありました。
パリーグがジワジワと人気を上げていった理由のひとつに「地域戦略」があると思います。1989年にダイエーホークス(現ソフトバンク)が福岡に、1992年にロッテが千葉に、2004年に日本ハムが札幌に拠点からを移してからどんどん地方の「ジャイアンツファン」を切り崩した感じがします。
「千里の道も一歩から」ではないですが、継続的な地道な活動がいつか花開くことを教えてくれた気がします。
それにしても日本ハムとロッテの試合終了後に双方の選手が応援してくれたファンに挨拶した後に互いを検討しあっていた姿はすがすがしいものを感じさせてくれます。
先週のWBCフライ級世界戦試合後にこういった互いの検討を称えあうシーンがあればここまで騒動は大きくならなかった気もしてしまいました。
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