マネジメントシステムの有効性の審査について「教育訓練」は、以下のように考える事ができるのではないかと思う。

目的:
・目標達成に必要な要員の力量を確保する。
・要求事項を満たした業務が遂行できる要員の力量を確保する。
・不適合を是正、予防し、その原因を除去し、継続的な改善が実行できる要員を確保する。
・組織の状態(例:強み、弱み、脅威、機会)を的確に把握し、適切な事業戦略が計画実行できる要員を確保する。

活動:
・目標を満たすために、組織の業務に必要な力量を明確にする
・年齢、力量など人員構成に応じた採用
・必要な力量がもてるような資源に応じた計画的な教育・訓練
・適材適所の人員配置
・法規制要求事項及び経営資源確保に必要な資格取得計画
・採用、教育・訓練、人員配置、資格取得計画の有効性確認
・組織の方針と要員の役割の意義、重要性を一致させる
・要員の業務に対する意欲を高める
・教育訓練に関する記録の作成・維持

リスク要因:
・目標を満たすために必要な力量が明確にされていない
・各要員の力量評価が適切に実施されていない
・事業戦略に応じた採用、教育・訓練計画、人員配置、資格取得が実施されていない
・教育訓練に必要な資源不足(例:資金、時間)
・効果的かつ効率的な教育・訓練が実施されていない
(例:教育方法が適していない、教育時期が適していない)
・重要な要員欠員時の対応手順が確立していない
・要員自身の労働意欲が高められていない
(例:本人の希望、与えられた仕事の重要性、意味など内部コミュニケーション不足)
・トラブルおよび緊急事態発生時の対応訓練がされていない
・KKD(経験・勘・度胸)など経験的要素が強い業務が伝承されていない
・必要な教育・訓練記録が明確にされておらず、記録が作成・管理されていない

審査方法:
・必要な力量が明確にされているか確認する
・必要な力量に対する要員の力量が評価されているか確認する
・力量が不足している要員、領域に対する採用、教育・訓練、人員配置、資格取得が実施されているか確認する
・実施されている教育・訓練等の有効性を確認する
・要員に与えられている役割の意味と重要性の認識を確認する
・想定されるレアケース発生時(例:緊急事態、トラブル)の認識、対応方法を確認する
・必要な教育・訓練に関する記録の適切性(例:記録内容・保管方法など)を確認する

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