国会の代表質問10分前の退陣表明は野党が呆れるように「国民を馬鹿にしている」「無責任過ぎる」と『政権を突然投げ出した感』は否めません。
この退陣表明の結果「ひとつの国会で異なる内閣総理大臣により所信表明演説が2回行われる」憲政史上稀にみる出来事が発生することになった。
今回の「政権を突然投げ出した」ような辞任劇が比較的新しい過去にもありました。それは1994年不正献金を疑われて電撃的に辞職した「細川元首相」です。細川元首相は関ヶ原の戦いなどで活躍した戦国武将細川忠興の子・熊本藩主細川忠利から数えて15代目の侯爵細川護貞と、首相経験者近衛文麿の娘である妻・温子の長男として生まれた憲政史上初の「祖父-孫」首相の誕生だった。
そういった「家柄」面でも岸元首相を祖父に持つ安倍首相とだぶる面があります。
このことより『お坊ちゃま』首相の特徴として、
1) 身内の論理 2)原因を明確にしない 3)結果として無責任
が挙げられます。
安倍首相の退陣会見を聞いていても「なぜこのタイミング?」と退陣に至った原因が結局明確でなかった気がします。
細川元首相も安倍首相も首相就任までの世間へのイメージは「ソフトでクリーン」なイメージでしたが結果的に振舞っている行動は「エゴイスティック(自分勝手)」です。
「お坊ちゃま」がエゴイスティックになるのは幼少からのお育ちに原因があると私はみます。生まれてから物心がついたときにはすでに回りからちやほやされているわけですから「自分中心に世界が自然とまわりそれが世間の常識」と思考するようになるのは当然かもしれません。
その結果が『KY(空気が読めない)』につながったのでしょう。
世襲制度が一般的だった「お殿様」の時代は「世間感覚を身に付けるために身内からお坊ちゃまを切り離して乳母が育てる制度」ができたともいわれます。
『リーダーは子供時代に普通の生活をしていないと育たない』
そんな感じがした安倍首相の退陣表明、という気がしました。
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