『グッジョブ』という漫画家かたおかみさお氏原作で2007年3月26~30日にNHKで放映されたドラマをご存知でしょうか?
このドラマは中堅建設会社の総合職の営業マンをサポートしている一般職のOLたちが主人公の物語です。
その中で中心的なOLが「上ちゃん」こと上原草子(松下奈緒さん)です。
上原さんは失敗続きで自信を失って仕事を辞めたいと思う新人には、「大丈夫!私たちがちゃんと育ててみせるから」とフォローし、石原裕次郎2世の徳重聡さんが演じる体育会系社員を「ありがとう」の一言が言えるまで厳しくしつけ、単身赴任で意欲の希薄な課長には「私が女房だったらガッカリですよ」とカツを入れていきます。
また、今や代議士夫人になった元祖「きれいなお姉さん」こと水野真紀さんが演じるお局OLを男性上司が「負け犬」呼ばわりすると「40過ぎの男性を爺(じい)と呼びますよ~」と女性陣を代表して胸がスカッとなるようなことをズバズバいう。
「上ちゃん」たちは単に仕事のノルマをこなすだけではなく、相手の痒い所に手が届く、総合職をサポートする一般職OLのプロ中のプロなのです。
そんな「上ちゃん」に周りはいつしか影響されて変わり、職場には協調性が生まれていくのです。

私は、本放送時はタイミングが悪く断片的にしか見ていませんでしたが、8月8、9日の再放送をまとめて見て改めて「会社がうまくいくためのエッセンスが詰まっている内容」で秀逸です。
本放送と同時期に放映された「ハケンの品格」より上かもしれません。
それにしても「上ちゃん」を演じる松下奈緒さんはハマリ役です。
松下さんはCMやドラマでちょこちょことお見かけすることはありましたが、主役はこの役が初ではないでしょうか。
現在東京音楽大学に在学中の22歳だそうですが、落ち着いていてもっと年上に見えます。
松下さんの出演シーンを途中から見ても、5分足らずで大抵の人がすぐに引き込まれること間違いなしです。
若干番組の宣伝になってしまいますが、DVD化される事が決定し、続編も企画中とのことですので、引き続き注目していきたいと思います。

話は変わりますが、この「グッジョブ」に限らずドラマや映画から組織論や経営学を案外学ぶ事ができます。
ドラマや映画に散りばめられた「経営学」や「組織論」のエッセンスを知るには以下の書籍がお勧めです。
『ドラマで学ぶ経営学入門』河西邦人著(札幌学院大学商学部教授)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-65971-8

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