時事通信より引用
(引用ここから)
東京都杉並区は2日、ごみ減量に向け、レジ袋削減推進条例の骨子案をまとめた。レジ袋を年間20万枚以上使うスーパーやコンビニエンスストアなどに対し、有料化の実施時期や価格などを盛り込んだ計画書の提出を義務付けるほか、区に店などへの立ち入り調査権限を与えることが柱。区は今月末に骨子を詰め、来年2月の定例区議会に条例案を提出、早ければ同6月の施行を目指す。レジ袋有料化条例を制定するのは全国初となる。
骨子案では、レジ袋を年間20万枚以上使う区内事業者に有料化計画提出を義務付ける。有料化しない場合は、代わりにマイバッグ持参率を60%以上達成することを目標とするレジ袋の削減計画書の提出を要請。両計画とも毎年、袋の削減結果の報告を求める。
(引用ここまで)
このことは、企業に対する環境対策が「努力目標」から徐々に「義務」になりつつあることを示していると思う。
本気でレジ袋を減らすには、このように行政がある程度強制力を持って挑まなければ難しいと思う。
各店舗の企業努力に任せていては「他社がやっていないのにうちだけやったら顧客が離れる」という不安があるからなかなか実行できない。
温暖化防止対策として政府は「クールビズ」を提唱しているが、賛同者は8割いても実施者は5割未満だそうだ。
いいとわかっていても、これまでのビジネス慣習などを踏まえると、自分だけで実行できるものでもない。
広島のコンサルタント会社の社長さんが「女性の場合、マイ扇子は所持率100%よ。だけどマイ箸、エコバックが環境にいいといっても、なかなか実践している人は少ない」と。
確かに、今週はISO14001を導入している組織の研修(ほぼ全員受講生は男性)にお伺いしていたけど、「クールビズ」「空調の28℃設定」「ゴミ分別の徹底」は100%実施、「マイ扇子」も50%ぐらいが所持していた。
しかし、「マイ水筒」は90人ぐらいの受講生のうち1~2人だった。
「ペットボトルは現状、すべてリサイクルされていないし、そもそも過度な利用はよくない」と思っても便利だからついつい利用してしまう。
コンビニに、水筒を持っていくと買った飲み物をつめてくれるサービスがあり、ペットボトルでの販売より格安だったら「マイ水筒」にしてしまうかもしれない。
レジ袋削減推進条例だけでなく、「ペットボトル削減推進条例」も店舗に課せばいろいろな「削減アイディア」が出てくるのではないか、と思う。
※本文は「気づきメルマガ31号」の巻頭言を転載しています。
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