「右から来たものを左に受け流すの歌」というもちネタを持っているムーディ勝山さんと言うお笑い芸人さんがいる。

***(歌詞)*****
右から 右から 何かが来てる
僕はそれを左へ受け流す

いきなりやって来た 右からやって来た
ふいにやって来た 右からやって来た
僕はそれを左へ受け流す

右から左へ受け流す
左から右へは受け流さない
右から 右から そう右から来たものを
僕は左へ受け流す

もしもあなたに 右からいきなりやって来ることがあれば
この歌を思いだして そして左へ受け流してほしい

右から来たものを左へ受け流すの歌
あ~あ~この東京砂漠♪
********

ムーディ勝山さんが世間一般にブレイクしたのは2007年5月30日にテレビ中継され大阪では視聴率が40%を超えたと言われる藤原紀香さんと陣内智則さんの結婚披露宴以降であろう。
私はその少し前に何かのバラエティ番組で初めてその芸を見たが、突然登場してきて、直立不動で無表情、若いのにトニー谷のようなちょび髭を生やし、ポマードっぽい整髪剤で髪を横分けにし、服装はタキシード。インパクトがあった。

話はまったく変わるが「右から来たものを左に受け流す」つながりで私が昔から気になるのが「生返事」。
相手から明らかな「生返事」をされた時は「こいつ、適当にこっちの話を受け流しているなぁ」とわかるから、やんわりとした嫌味っぽい言い方で「私の話をまじめに聞いていました?」と突っ込みが入れられるし、逆にこちらも「どうでもいいや」と思っているときはこちらもその生返事を受け流しておけばいい。

ちょっと判断が微妙なのが、こちらの話を「単に受け流している」のか「ボキャブラリーが足りなくて表現が下手」なのか「なにも考えていない天然の会話」なのか「親しい間柄だからいつでも話ができると思い、とりあえずの返事をしている」のかわからないときがある。
私の判断基準としては、ビジネスシーンならば『代案・具体案が無い返事』は「受け流している」とまずは考えることにしている。

例えば、「近いうちに会って打ち合わせをしましょう」とやや抽象的な提案をしたときに、
1)今週から来月に掛けては海外出張で不在なんです
2)いいですね~、そのうちお会いしましょう
3)機会があったら有意義なお話を聞かせてください
などは社交辞令的に「受け流されている」と思ったほうがいい。
これらに共通しているのは「代案」「提案に対する具体案」が無いことである。
1) のケースは「ダメだっていうならいつがいいんだよ」と言う感じだし、2)は「いつ・
どこならば都合がいいです」という会話のキャッチボールになっていない。
3)のケースは、どう考えても「社交辞令」である。「機会を作るために」話を振っているんだから「機会があったら」は話をはぐらかされていると考えるのが普通だろう。
もちろん、その時の相手の事情や表現力のなさもあるので「本心は受け流していない」場合もあるとは思うが、「受け流しと受け取られても仕方が無い話のキャッチボール」である。

「右から来たものを左に受け流す」の心境・行動は「関心や興味が無い」あるいは「面倒なこと」を「相手や周りに不快感を与えないようにさりげなく、知らないふりして」や「当たり障りの無いようにさらっと」の想いがある行動なのだろう。

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