記者の方の話しでは、有識者会議の取りまとめは2007年度内に公表されるという。
有識者会議の中では、現在「第三者機関を使用しない自己宣言的なスキーム」や「ISO認証機関の適切な競争環境の整備」など大きく4つのテーマで素案が作られているそうです。
私は拙著の中で、ISO認証制度の改革案として、
(1)審査登録機関のブランド化
(2)審査を担当する認証機関が無作為抽出で選定される制度
(3)移転理由のより明確化と審査登録機関間の情報の共有化
(例:金融機関のブラックリスト的なもの)
を例示として挙げた。
どの案も、ISO認証制度が産業として成熟してしまった今となっては、どの策を講じるのも一筋縄ではいかない。
キーワードは、「ISO受審企業が審査担当認証機関へ直接対価を支払わない仕組み」「自らきちんと仕組みを説明できなくても、実態が規格要求事項に適合している組織」「ISOを導入するようなまじめな中小零細企業にとっては認証審査とコンサルを切り分けて資源を投下する余裕が無い」などがあげられる。
新聞記者とお話しをしていると拙著『「不祥事」を止めるISO思考』の内容を熟知されており、著者である私の見解を聞きたかったようだ。
この有識者会議の様子の詳細情報が入りましたら、またブログやメルマガで紹介させていただくつもりです。
※本文は「気づきメルマガ30号」のコラムを転載しています。
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