出張先への移動中に7/17号(7/10発売)の「週刊SPA!」を久々に熟読した。
SPA!は1988年6月に「週刊サンケイ」を継承してスタートした総合週刊誌だ。
私自身は1993年頃からほぼ毎週購入しているが、普段はななめ読みだ。
記事内容は若者(SPA!世代というらしい)をターゲットにしているので、編集部が意識している年齢層からは徐々に外れてきているかもしれない。

7/17号は時節柄、「政治話題」の記事が多かった。
勝谷誠彦氏のコラム「ニュースバカ一代」では久間章生初代防衛相の「原爆発言」を取り上げていた。
「原爆投下はしょうがなかった」をナチスのホロコースト(ユダヤ人絶滅計画・大虐殺)と同列に例えて「地球上のいかなる国のいかなる地位にある人物が言っても、その人の人格そのものを疑うに足るもの」と表現していた。
仮に、久間元防衛相が防衛問題・政策に長けていて優秀な人物だったとしても、赤城農水相の「法律に従って処理している」という弁明会見の言葉のように「日本は憲法で思想の自由、表現の自由が保障されている。だから発言は私個人の想いだ」と弁明したらどうなるだろう。
異端の歴史学者や研究家がならまだしも、国際的な常識としては発言をした人や「大臣としての職責をまっとうして欲しい」という任命権者は「人格やセンスを疑われる」だろう。
また勝谷氏は安倍首相の「任命責任」より「罷免しなかった責任」を問題にしていた。
「国民に選ばれた国会議員の出処進退は政治家個人が判断すべきこと」と小泉元首相はよく言っていたが、大臣は国民が選んだわけではない。
「辞め方」について一般社会人で言えば「懲戒免職」か「依願退職」では大きな違いがある。

7/17号でその他に面白かったのは「選挙制度 私ならこうする!」という記事。
例えば、
映画「選挙」主演の前川崎市議の山内和彦氏は、
・公職選挙法で「選挙カー禁止」「名前連呼禁止」に
・投票や選挙広報にインターネットをもっと活用できるように
(組織を持たない人がお金を掛けずに出られる)
・入れたい人に○、落としたい人に×(最高裁判事の国民審査のように)
経済評論家の森永卓郎氏は、
・支持政党・支持議員登録制の導入
を提案していた。
森永氏は「キャリア(携帯電話会社)が支持政党」「携帯端末が支持する政治家」と携帯電話で例えていたが、確かに現在は、当選後のジャッジはメディアなどが行う世論調査しかなく政治家に緊張感がもてない。
確かに、面白い。
一方、若手作家の雨宮処凛氏は「若者は年金をもらえること事態にリアリティがない」という。つまり年金問題が騒がれていても上の世代に対する苛立ちしかない、と。
う~ん、そうかも。。。

SPA!を読んで、バタッとページを閉じて自分の考えを整理し想いを巡らす。
そんなことを繰り返していたら現地に着いた。

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35