東京選挙区はすでに現職議員の推薦が決まっており、自民党は2議席確保を狙いにきた格好だ。
丸川さんは5月16日付けでテレ朝に依願退職を提出したという。
確か、5月15日のお昼のANNニュースで同期の坪井直樹アナが「丸川さんは今日はお休みです」とアナウンスし「どうしたのかな?」と思っていたら、翌日には「安倍首相から出馬要請→退職届提出→安倍首相と会談」というものすごいスピードで事態が動いていたのでビックリした。
それよりもこのニュースを聞いたときにビックリしたのは「えっ、なんで丸川さんが自民党なの??」だった。
今までの仕事を通じた数々の発言(例:規制緩和が進むと競争が激化し、金持ちと貧乏人に分かれるのではないか)、テレビ朝日という比較的政権与党に物申す組織出身などの背景を考えると、出馬するとしたら民主党など野党と思っていた。
丸川さんは、東大経済学部を93年3月に卒業し、テレビ朝日ではバラエティーから朝のニュースや『朝まで生テレビ』の報道系番組での司会・レポーター、ニューヨーク支局での勤務など幅広い活躍をされていた。
入社直後に担当していた『ビートたけしのTVタックル』でたけしの突っ込みに表情を変えずに淡々と冷淡に進行を行う姿は、今でも忘れられない。
もちろん、番組ディレクターから指示されたキャラだったのだろうけれど、「東大卒」と「クールな顔立ち」からそのキャラが「丸川さんそのものの人物像」に映って個人的には当時は「ニガテなタイプだなぁ」と思った。
その後、担当されていた数々の番組での発言や表情を見て共感が持てるようになり、テレビ朝日の女性アナウンサーの中では好きなアナウンサーの一人になっていった。
丸川さんのアナウンサーとしてのポジションは、外野として勝手に「小宮悦子さんのようなポジションに納まるのかな」と入社以来思っていた。
小宮さんがニュースステーションのサブキャスターを担当した時が27歳で、降板した時は39歳。小宮さんの後任はTBS出身の渡辺真理さんが担当したが、渡辺さんはこの時30歳。
ちなみに、丸川さんはこの時27歳だ。
報道ステーションが始まった時は、丸川さんは33歳で古舘さんの相手役に決まった河野明子アナはこの時25歳。
渡辺真理さんが久米さんの事務所所属であったこと、キャスターの切り替え時の(丸川さんの)年齢、司会者との相性などによりメインでこのテレ朝の看板番組である報道番組のサブキャスターを丸川さんが担当することはなかった。
「伝えることのみ」のニュースだけでは分からない丸川さんのものの見方や捉え方を長期間に亘って見てみたかった。
仕事の与えられ方や年齢や社内的なポジションなど背景を考えれば、キャリア志向の丸川さんの中で「政界転出」はブレイクスルーだったのかもしれない。
もうじき正式な出馬宣言をするのだろうけれど、きっと各メディアの記者達からは「なぜ自民党からの出馬なのですか」とか「格差是正には何が必要だと思われますか」とか「安倍首相の対アメリカに対する外交政策をどう思われますか」と今まで丸川さんが政権与党の政策に疑問を呈して意見を述べていた部分に突込みが入ると思う。(突っ込みが入らないインタビューなら意味がない)
どんな風に丸川さんがコメントされるのか楽しみである。
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