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実際の私の仕事は、ISOの認証審査を実施する審査員かISOマネジメントシステムの構築や業務改善に関する仕事の依頼が多い。
したがって傍からみれば「ISOを教えているコンサルタント」に見えるが私は「ISOコンサルタントです」とか「ISOを教えています」と言ったことはないつもりだ。
「ISOマネジメント規格」自体をいくら企業の人に指導したところでマネジメントに関する学者や研究者を目指すならともかく、企業やビジネスマンとしてなんの役にもたたない。
あくまでも効率的なマネジメントができるようになって多くの企業やビジネスマンに喜ばれたい、その一点が目的だ。
くどいが、伝えたいことは効率的なマネジメントを実現する上での標準化思考であり、ISOマネジメントシステムが示唆している仕事の工程をプロセスとして捉え、そのプロセスの関連性を明確にし、システムとして組織のパフォーマンスを継続的改善する仕事の順序と責任である。
ちなみに、標準化とは「標準を設定し，これを活用する組織的行為」のことだ。
しかしこのように「標準化」を説明すると「画一的」と混同される人がいるが、そうではない。
ここで言う「標準」とは、仕事が効率的に進められることを目的とした行動の目安となる判断のよりどころ、と私は捉えている。
狭義の意味で標準化を定義すれば、標準を明確な手順や基準として設定しやすいルーチチンワーク（定型的な仕事）の業務改善の意味になってしまうが、広義に捉えれば創造的な仕事をする人にとっても標準化思考でものごとを見たり、考えたりすることは有益なものとなると私は確信している。
ただこれも繰り返しになるが、ISOマネジメントシステム規格を学ぶにしても、標準化を図るにしても、それ自体は企業やビジネスマンが「仕事に対する姿勢や基本的な行動」を手に入れるための上達の過程に過ぎない。
武道に例えればISOマネジメントシステムの要求事項や業務の標準化は「型」であり、型のみを追求したところで「演武」は芸術の域に達することができても試合という実践の場では使えない。
つまりISOマネジメントシステム規格による業務の仕組みの構築や仕事のレベルアップのための標準化のみをいくら追及しても会社はよくならない。
ビジネスマン一人ひとりのものの見方・考え方や行動レベルが「標準化思考」に転化することが仕事の効率化を図り、会社を変え、成功する上で重要なのである。
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くどいが、伝えたいことは効率的なマネジメントを実現する上での標準化思考であり、ISOマネジメントシステムが示唆している仕事の工程をプロセスとして捉え、そのプロセスの関連性を明確にし、システムとして組織のパフォーマンスを継続的改善する仕事の順序と責任である。
ちなみに、標準化とは「標準を設定し，これを活用する組織的行為」のことだ。
しかしこのように「標準化」を説明すると「画一的」と混同される人がいるが、そうではない。
ここで言う「標準」とは、仕事が効率的に進められることを目的とした行動の目安となる判断のよりどころ、と私は捉えている。
狭義の意味で標準化を定義すれば、標準を明確な手順や基準として設定しやすいルーチチンワーク（定型的な仕事）の業務改善の意味になってしまうが、広義に捉えれば創造的な仕事をする人にとっても標準化思考でものごとを見たり、考えたりすることは有益なものとなると私は確信している。
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