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企業家ブログ→http://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35
経営戦略を決定し、各業務を管理するには、常に的確な事実を把握することが重要である。
事実を的確に把握するためにはどのようなデータを集めればよいかが大事になる。
ではなぜ事実を的確に把握することが重要かといえば、事実をデータなしに経験と勘だけで把握して分析しようとするとその評価は主観的になってしまう。
つまり主観的になると好き嫌いや印象が強い弱いで評価しがちになるので事実をゆがめて捉えてしまう恐れがある。
したがって、事実を正確に捉え、適切な管理や指示をする上では的確なデータを選び定量化することが必要になる。
わかりやすい例で言えば「長嶋勘ピューター野球」と「野村ＩＤ野球」の違いを考えればイメージしやすい。
実際のところはわからないが、長嶋茂雄氏は直感的に「こうだ」と思い込むとピッチャーとの対戦成績が悪いバッターでも平気で代打に送る。
しかし野村克也氏はピッチャーとの対戦成績は当然のこととして、アウトカウント、守備陣、ランナーの有無などあらゆる状況下を考慮してデータ的に成功確率の高い最善のバッターを代打に送る。
外野で見ている分には、予測不能で意表をついた長嶋氏の采配の方がスリリングかもしれないが、これを企業経営に置き換えると野村氏の采配の方が一般的には懸命な采配であるし、失敗しても選択した采配について同意は得られるだろう。
もちろん経験と勘と度胸（ＫＫＤ）は、成功や失敗例の抽出、それらの原因の特定、次につながるアイディアや再発防止を検討するうえで、データだけを見ていては判断がつけづらい時に貴重な意見になる。
また経験や勘や度胸は、単に定量化して客観的なデータにできていないだけで、案外事実と大きく外れていないことも実際ある。
ただKKDに依存しすぎると、
１）事実を調べずに堂々巡りのまとまりのない不毛な議論が続く
２）事実が明確に把握できないと役職上位者やアクの強い人の意見が通ってしまいやすい
３）データから事実が明白であっても、旧態全の適切でない管理を採用してしまう
などの問題が発生する可能性が高い。
また事実を的確につかむためには「データの収集目的」と「目的に対する正しいデータの収集」がとても重要である。
最近の例では、厚生労働省がタミフルの副作用について不適切な事実の調査がある。
このケースは、タミフルの異常行動を「死亡」件数で調査していた。
この時点で「正しくないデータ」を集めていることがわかるだろう。
なぜなら事実調査の目的は「タミフル服用後の異常行動発生の有無」である。
つまり収集すべきデータは「タミフル服用後の異常行動発生件数」であることは明白である。
タミフル服用後に異常行動が発生して死亡したか、怪我で済んだかはその異常行動の発生場所が高層ビルの屋上か2階建ての屋根かなど条件によるものであり、異常行動が起きたかどうかとは一切因果関係がない。
適切な意思決定や業務管理には事実をデータとして定量的に掴むことが必要ではあるが、
データの収集目的とその目的のためにどのようなデータを収集しなければならないかを間違えると、全く意味がないことも我々は認識していないといけないのである。
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日時： ２００７年４月２１日（土） ９：３０～１２：００
場所： 札幌市産業振興センター セミナールームＤ
参加費：一般３０００円、商材購入者２０００円
定員：２０人
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さらに、これから必須能力になるリストマーケティングについて語ります。
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ではなぜ事実を的確に把握することが重要かといえば、事実をデータなしに経験と勘だけで把握して分析しようとするとその評価は主観的になってしまう。
つまり主観的になると好き嫌いや印象が強い弱いで評価しがちになるので事実をゆがめて捉えてしまう恐れがある。
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つまり収集すべきデータは「タミフル服用後の異常行動発生件数」であることは明白である。
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