人格形成には、知育、徳育、体育が必要と昔から言われてきたが、4本目の柱として食育という考え方があるそうだ。
知らなかったが、法律としても「食育基本法」という法律が平成17年6月10日に成立している。
食育といえば、服部栄養専門学校(服部学園理事長)の服部幸應先生がまず浮かぶ。
服部先生は食育の三本の柱を
①食の安全性と危険性(選食能力を高める)
②食事のマナー・しつけ
③グローバルな視点での食糧を考える
としている。
また「日本をダメにする食事」として5つの「コショク」を挙げて説明している。
5つの「コショク」とは、「孤食」、「個食」、「固食」、「小食」、「粉食」である。
それぞれの問題を整理すると、
「孤食」:家族の時間が合わず、家族が何を食べているかわからない。
「個食」:食事が一緒でも自分の好きなものを食べている。子供に食べ物の選択権を与えると好き嫌いができてわがままになる。
「固食」:いつも同じものしか食べていない。ビタミンやミネラル不足になる。
「小食」:スタイルを気にして小食になることで、骨粗しょう症など身体の発育に支障がでる。
「粉食」:戦後の給食の影響からパン食が広まり、お米の摂取が減った。
となる。
これらの食事傾向が進むと、まともな人格形成に重要な「知育・徳育・体育」にも影響が出るだろう。確かに食育は重要な教育のひとつだと思う。
その他にも「グローバルな視点で食糧」を考えることは、世界を知ることにもなる。
例えば、現在、日本の食糧自給率は約40%で、40年前は78%あったそうだから急激に落ち込んでいる。フランスは現在約130%だからその違いに驚かされる。
ちなみに、その他の主要国の40年前と現在は、
○イギリス:46%→74%
○ドイツ:68%→92%
○アメリカ:102%→118%
で、日本以外は戦略的に食糧自給率を高めてきたことがわかる。
また、世界の人口は現在約65億人であるが、豊かな食事ができている人は8%のみで、食13%は食糧難な人、8%は栄養失調になっているという。
餓死者は1日あたり約2万5千人発生しており、年間で約900万人になる。
この数は日本の残飯量の食糧があれば十分賄えるという。
なお、日本の残飯量はEU全体の3倍になるそうで、単に経済の問題だけで食糧の需給バランスが崩れているとはいえず、日本人の「食」に対する意識や認識の問題だと思う。
それにしても食について知ると、「日本の戦略無きグローバル化」がこんなところにも見られるんだな、と実感する。
「食」を考えることは人格形成に大切なだけでなく、世の中についての視野を広げることになるんだな、としみじみ思ったのである。
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