返り年賀が配達されてくるのも落ち着いてきたので年賀状を整理する。
この作業をサボると、その年の年末にバタバタする。
特に、宛先不明で返送された住所や住所変更があった人や会社のデータ整理は大事だ。
宛先不明の年賀状を放置しておくと、うっかり2~3年もその住所に出してしまう。
また、住所がここ1年以内に変わった人は年賀状に「住所変わりました」の表示をしてもらえると助かるのであるが、そうでない人のもあるからざっとチェックをしておく必要がある。

データ整理をしながら年賀状の文面をあらためて見てみた。
文面を系統別に整理してみると、大雑把には
・定型的な文面(ひとことコメントなし)
・定型的な文面(ひことこコメントあり)
・オリジナルの版画
・家族やこどもの写真
・会社の宣伝がメインのもの
・差出人の昨年の出来事が文章形式で綴られているもの
・干支やことわざ、格言を引用したもの
・その他(上記の組み合わせなど)
のいづれかのパターンにだいたい分けられる。

ひとことコメントを見ていると、こちらが出した年賀状のひとことコメントに対する回答が2年ぶりというものがある。
1年ぶりの回答は昨年の年賀状のひとことコメントを見ての返答だからよくあるが、間(あいだ)に喪中が入ったりすると2年ぶりの回答になってしまったりする。
一番多いコメントは「今年はどこかで飲もう!」。
感覚的には、そのうち実際に実現するのは1~2件だ。
10数年間お会いしていないスイーツ好きの学校の先輩との年賀状のやりとりは例年、双方の文面が「今年は美味しいケーキを食べに行きましょうね」であるが、数年前から「今年こそは・・・」にお互いがなっていて笑える。

干支にちなんだ文面で「なるほど」と思ったものがある。
引用すると、

今年は いのしし の年
頭に浮かぶのは“猪突盲進”
文字は違うものの
私たちも今年は2つの「もうしん」をはかりたいもの
「猛心」(積極的に心を動かすこと)
「猛進」(積極的に前進すること)
みなさんの「もうしん」を期待しています

年初の今、自らの進むべき方向を整理して、むやみに「妄信」したり「盲進」しないようにしなくっちゃな、とあらためて感じた。