足し算思考と掛け算思考

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いろいろな解釈があると思いますが、私が考える「足し算思考と掛け算思考」は、要は「シナジー効果(相乗効果)」の生み出し方だと思います。

 

電化製品で考えると、テレビも携帯(スマホ)も昔は、シンプルでした。

テレビなら、リモコンも電源、音量、チャンネル程度でした。

画質を調節するには、リモコンではなく、ブラウン管の裏側にある調整機能をいじっていました。

 

それが、テレビに録画機能が付くようになってから、リモコンのボタンが異常に増えて、リモコン自体が巨大化しました。

要は、「足し算思考」は、相乗効果を期待した機能を足し合わせるだけの思考です。

ただし、機能を足し合わせると、わかりにくさや使いにくさがもれなくついてきます。、

足し合わせることは、いいことではありますが、このように、利便性が損なわれるデメリットが生じます。

 

これは、会社の合併や事業統合などでも同じです。

足し算思考で考えると、

「10+10+10」→「30」

を期待してしまいます。

 

しかし、実際には、経営思想の違いや共通化することで逆に不効率な面が生まれ、「単にくっついてデカくなり総合力としては削られてしまった」ということがよくあります。

 

本来、「相乗効果」とは、一緒にすることで、それぞれの良いところが化学反応を起こし、想像以上の効果を生み出すことでしょう。

そう考えると、

「10」「10」「10」

をそのまま足すのではなく、効果的な要素をうまく選び出し、「掛け合わせる」ことが本当のやり方でしょう。

つまり(たとえば)

「8」×「6」×「5」→「240」

というような効果を出さなければ、相乗効果とは言えません。

 

ただ、現実的には、この「必要な部分を残す」「不必要な部分をそぎ落とす」というプロセスで、妙なパワーバランスが働いたり、人間関係が働き、うまく取捨選択できないケースの方が多いでしょう。

 

モノづくりにしても、組織作りにしても、責任者や経営者に、この選択にバイアスがかかるようでは、「掛け算思考」が爆発的な相乗効果を生む可能性があっても、「思ったほどの効果はなかった」という失敗に終わる可能性の方が高いといえるのかもしれません。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ551号より)

 

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