東洋医学VS西洋医学
日本人が悩む8つの病気と症状を解決!3時間SP
って番組をやってました。
東洋医学と西洋医学のそれぞれの立場から、針・頭痛・漢方・がんの4つのテーマを扱っていました。東洋医学を大きく扱った番組ってほとんどなかったので期待大。
個人的なメモのつもりで内容を箇条書きにしていきます。
まずは針治療から。
明治国際医療大学の片山教授が登場。
・つぼというのは、世界中の研究者が解明しようと頑張っているけど、未だによくわかっていないものらしい。東洋医学は「よくわからないけどやってみたら効果があった」という経験の積み重ね。積み重ねてきた期間も記録が残っているだけで2000年近い歴史。
・科学的な裏づけが絶対の西洋医学の側からは「怪しい。胡散臭い。」と思われてもしかたがないらしい。だってエビデンス(根拠)がないというか見つけられないんだもん。
・経絡というものがあることはわかっているけど、実はそれもよくわかっていない。神経や血管の流れに近いものらしいことしかわからない。
・針治療の原理は、針で筋肉に小さな傷をつけることで、白血球などが傷に集まり、修復力が高まる現象を利用したものらしい。
・つぼの大きさは500円玉くらい。結構大きい。だけど、その中でもスイートスポットというべき大きな効果を生む場所がある。個人によって場所が違う。それを見つけられるかどうかが名医の条件。
・子どもに針治療をしても問題ない、夜尿症などの治療に針を使うことも多い。
・針治療の一番すごいところは副作用がないところ、針治療で痛みを和らげることが出来ると説明。塗り薬すらにたよることのできないスポーツ選手には最適。もちろんドーピング検査に引っかかることもない。
(そういえば元F1レーサーの佐藤琢磨選手が筋肉の疲れを取るためにものすごい数の鍼を挿していたのを思い出しました)
片山教授がテレビ界に苦言
「足のつぼを押して大げさにわめくのがありますけど、本来足つぼとは優しいものなんです。面白おかしく痛めつければいいというのは本来の姿ではない。痛くなくても効果はあるんです」
これには「う~ん」
鍼灸分野と反射区療法とは別物じゃないかな。
お互いの観点から論じることが出来るほど、双方の研究交流はまだ進んでいないはずだし。
一瞬、痛くない足つぼvs痛い足つぼの構図が頭にうかびました。
若石も鍼灸分野と同じ「つぼ」を重視してるので痛さは必要ないというスタンスなんでしょうか。
血液循環理論を重視する官足法とは、そもそもの考え方が違うので同じ土俵で語ることができないとは思いますが、ゴールデンタイムのテレビで偉い人が言い切っちゃうと官足法はますます異端児扱いされそう(^^;)
つぎは頭痛について。