何も最初からこんなにお下劣な(?)音楽性だったわけではないんです。バンドを組み始めたときは(1987年ごろ)、ご多分に漏れずもっとカッコイイ音楽をやりたかったんですよ。実際ティーンエイジャーのころはこんなオリジナル曲を演奏していました。

 

CRAZY DREMING

I SAY SORRY

 

前者は当時好きだったDEAD ENDの影響受けまくりですね。ちなみに作詞はVOの太郎君が担当していましたので真面目です。「コートの下は全裸」という歌詞をつけたら却下されてしまいましたし。

 

実はタケダさんも他のオリジナルバンドでリードギターを担当していたんです(音源はないですが)。しかもナカノが組んでいたバンドより人気があったしギターも上手かったらバンギャたちにモテモテでした(嘘)。

 

でもそんなセクシーギタリストのタケダさんですが、手先が器用でドラムもすぐ叩けるようになり、生来の人当たりの良さも手伝って(本性は狡猾かつ残忍だが)他のバンドからもドラムを頼まれ始めました。

 

そのうちのひとつがマンボウズというバンドです。メンバーはコンドウ、ナカノ、タケダ、タガタ、クミコの5人。やがてコンドウがクミコと付き合いたいという想いを抱き始め、残されたナカノとタケダとタガタがないがしろにされるようになっていきました。よくある話ですよね。

 

それに憤りを感じた我々三人(ナカノ・タケダ・タガタ)が独立してジゾーズというバンドを起ちあがたわけです。そのバンドは「ふざけるんじゃねえよ動物じゃないんだぜ、俺たちはそんなカップル受けするようなPOPな音楽性とは決別して下ネタばっかり歌ってやる」という感じのパンクバンドでした。このバンドが今のローガン・ジェントルマンの原型のようなものでした。

 

なんで、いわばサイドプロジェクトのサイドプロジェクトというようなもので、まさか30年後も似たようなメンバーと似たような事やっているとはこのころ全く思っていませんでしたね。

 

その時の音源がこれです。
金玉(きんぎょく)
久しぶりに聴いてみて愕然としたのですが、演奏力に何の進歩も見られません。

 

続く