デッキのジャッキアップ | ログハウス・ビルドのブログ

デッキのジャッキアップ

霧島の F さんの別荘にやって来ました。

 

11年前、沢山の候補地の中から、桜島を中央に錦江湾が眼下に広がる眺め最高の場所が選択され、傾斜地を造成して地質調査を元に、岩盤まで届く直径60cm深さ

2m~6.5mのコンクリート柱を、建物の下に23本デッキ南端に3本設置しました。

 

 

 

当初バルコニーもウッドデッキも1.9m×7.6mの予定でしたが、第二のリビングとしてデッキをもっと広げて欲しいとのご希望から、3m×7.6mと1.1m南に延ばしました。

盛土の傾斜地で南端を支える事になりましたので、束石の沈下と南への動きを定期点検の度に確認し、沈下の大きな西端からジャッキアップしてスペーサーで高さの調節を行ってきました。

 

 

今回初めて、手前3本の東側束柱を調整します。

 

 

東端の固定用羽子板は錆で弱っていましたのでグラインダーでカット。東から二ヶ所目と三ヶ所目はまだ大丈夫でしたのでそのまま今回も使います。

 

 

デッキの根太を少しずつジャッキで持ち上げ、デッキ床板の水平を何回も確認しながら、

 

 

東から三ヶ所目には、基礎パッキンの半分の面積で、内側に5mm外側に10mm厚のスペーサーを各一枚

 

 

二ヶ所目には20mm基礎パッキン

 

 

東端には20mm基礎パッキンの上に10mmを並列に2枚。

これで、全体がほぼ水平になりました。

 

 

羽子板とボルトが別のタイプと一体型を準備していますが、今回は一体型を使います。

 

 

振動ドリルで底盤に穴を開け、グリップアンカーを叩き込んで固定します。

グリップアンカーは写真左を下にして上から叩くと左端のクサビが上のスカート状を押し広げて壁に圧着し固定されます。

 

 

左のストッパーを目安に穴を開け

 

 

グリップアンカーを叩き込んで、羽子板付きのボルトをねじ込み

 

 

束柱にしっかりと固定しました。

 

 

手前3ヶ所の束柱や束石も西側4ヶ所と一体となって、広いウッドデッキをどっしりと支えてくれそうです。

 

 

帰りに遠回りして、高千穂の峰の登山口へ寄りましたが、駐車場の車も数える程で、馬の背越えにも登山者は見えません。

韓国岳の登山口に有るえびの高原もまばらで、キャンプ場も3月末まで休止中。

ガス欠が心配になって温泉街へおりてスタンドへ行くも、給油口の蓋がなぜか開かず。自動車会社も定休日とかで緊急用電話のオペレーターの助けで、十数年振りにJAFのご厄介になりました。あとは温泉へ直行。