放水試験 | ログハウス・ビルドのブログ

放水試験

昨年台風24号の時に水が浸入した西山邸で、その浸入口を探すべく放水試験を行いました。

 

 

ほとんど使われていなかった西側のウッドデッキが、年末年始のお休みに西山さんの手で半分にカットされています。

 

 

デッキの中に有った木も

 

 

楔を上手く使って切り倒され

 

 

横に有った足洗い場と

 

 

階段下のコンクリートベースが、デッキから離れて少し寂しそうです。

 

 

東北の方角は川の先の先まで開けて風の通り道となり、台風の時の風当たりは相当なものとなります。

 

 

高所作業車が到着。

 

 

高圧洗浄機の準備も整いました。

 

 

先ずは一階の壁全体や窓回り

 

 

ログの最上段にある防水板金の周辺に

 

 

もれなく放水されていきます。

 

 

二階の妻壁の板の隙間や

 

 

屋根との接点にも放水されていますが、未だ水の侵入は有りません。

 

 

妻壁の全面と

 

 

三ヶ所ある窓周りにも

 

 

丁寧に放水されていきますが

 

 

なかなか浸入口は見付かりませんでした。

 

 

最後に窓額縁の内側に放水してみますと、二階右側の窓から

 

 

その下の一階トイレへ浸水して来ました。

 

 

他の窓でも侵入個所と思える所を特定出来るようにテープを張ったりしながら放水が繰り返されていきます。

 

 

その下の寝室にも三列の水垂れが発生。

 

 

しばらく時間を置いて、進入口と思われる窓枠の接合部分の両側にマスキングテープを張り

 

 

その細くて狭い隙間を全て、コーキング剤で塗り込めてもらいました。

 

 

これで浸水が止まってくれる事を願うばかりです。