倉庫
高牟礼さんの新たなDログが到着するのは年末になりそうです。
間違ったDログを使って他の住宅に流用出来ないかとログメーカーから再三要望が有りましたが、建売りをしている訳でも有りませんし、宅地に合わせたフリープランをモットーとする弊社にはとても無理な話ですので断り続けました。
かと言って、4.3トンもの大量のログをフィンランドへ送り返すにも、何処かに移動したり焼却処分するのも相当な費用が掛かりますし、第一勿体無いし折角遠くまでやって来たログが可哀想です。
そこで、高牟礼さんに無理をお願いして、当初在来軸組みで計画をしていた倉庫を、何とかこれらのDログで建てて貰う事に致しました。
簡易なブロック基礎を考えていましたが、ログの重量から住宅並みの基礎工事となりますし、ログの余計な加工手間が相当掛かりますので、壁材が有ると言っても遥かに大きな出費となります。
ご希望の姿形と違って使い勝手が悪くなるかも知れませんので、高牟礼さんには重ね重ね申し訳ない次第では有りますが、住宅工事再開予定の1月中旬を完成の目途として、倉庫の建築を開始する運びとなりました。
ログのノッチ(交差部)や戸窓を少しでも活かした仮のプランを立て、配置決めをしてロープを張ってみたところです。
役所担当者の立会いの元に許可をもらい、既設の水道メーターを移動する事になりました。
仮設水道の左が古いメーターボックスですが、これを北側ブロックの近くに移し、同時に給排水管を新たに埋設します。
離れの建っていた場所のすぐ横に井戸が有り、離れ解体の時に目印を埋めていてくれました。
数十センチ掘ると、井戸蓋が出現。飲料としては使えないでしょうが、畑や庭への散水や洗車には重宝しそうです。
新たにメーターボックスを設置する場所が決まりました。
全ての下水はここに集約され、道路に有る下水本管へと流されます。
新たなメーターボックスが設置され、
排水溝へとつながる雨水枡も準備されました。
北側中央の排水桝の近くに仮設水道も移動し、
直径80cm高さ60cmの円管が追加されて、井戸らしくなりました。










