建て方2
下で大工さん二人が加工材を選別し、
一本ずつ上げて、横の材と下の柱に接合していきます。
スパンの長い場所には分厚い材が準備され、
南面の大型掃き出し窓の上にも設置されました。
柱の沢山ある北面でも、
柱の間隔により分厚さが異なります。
一つ一つの材にはそれぞれに、様々な伝統的加工が施され、縦横に緊結されていきます。
下の写真はその加工部分の一部です。
それぞれの材に記された番号を見ながら、図面通りに一つずつ組み建てています。
横架材の小さな穴の先には柱のほぞが刺さっており、そのほぞにも穴が有り、ここに小さくて硬い角材「コミセン」を叩き込んで緊結します。
座堀りの有る場所には、ボルトや羽子板付きボルトが通され、座金とナットで固定されます。
縦横の材は全て、伝統的な結合方法と金物の両方で、しっかりと組み建てられていきます。
リビングの北側は子供部屋。その上にはグルニエ(小さなロフト)が予定されています。
一階天井部分の桁や梁の架け方も、ほぼ完了のようです。



















