コンテナ到着
北極圏の近く、サンタクロースの故郷間近にあるフィンランド工場で加工された、ログ・戸・窓・階段・柱や各種の材・専用金物などを満載したコンテナが、ヘルシンキ港を出港して約2ヵ月。
北海・北大西洋・地中海・スエズ運河・紅海・アラビア海・インド洋・南シナ海を渡って、6月7日予定通りに博多港に到着致しました。
そして、そのコンテナがついに宮崎にやって来ました。
ユンボとユニック車それにラフターを使って、コンテナ二台から梱包30個を降ろします。
頑丈な封印を切断して、一台目が開封されました。
最初の梱包は大型フレンチドアなどの外部ドアです。
倒れないようにラフターに吊るしたベルトで押さえながら、正面からユンボが引き出していきます。
今度は梱包に取り付けられてきたベルトをユンボが引き、ラフターも途中を吊り上げて加勢し、じわじわと三つの梱包が動き始めました。
最重量となるログ梱包三段は全く動きません。上の手前に載せられた柱を降ろしても、変わらずにビクともしません。
仕方なく上のログ梱包だけを、無理やり引っ張り出す作戦に変更されました。
真ん中のログ梱包の金属ベルトを引き千切りながら、何とか上段ログが出てきました。
厚手の包装紙と防水カバーも取れて、二段目は裸になっています。下の梱包は長尺ログ、約10mの長さです。
その右側奥からは、土台や大引などの床下材(防腐防蟻剤加圧注入材)の上に、間柱や床板や天井板。一台目は予定以上に時間を要し、約3時間半掛かりました。
二台目が開封されました。手前には、各種の窓や内部ドア、手摺りや折戸の梱包などが見えます。
12mのコンテナにようやく収まった長尺物は棟木と母屋4本。
大きな屋根の中央最頂部を走る棟木は、今回12mを超えますので、二本を大型金物で繋ぐことになります。
長い屋根垂木が下で、中央に内部板、その上には床根太。
ようやく30梱包を降ろし終わりました。












