組み建て (1)
いよいよ松尾邸の"建て方"が始まります。
工事の安全と立派な住宅の完成を祈って、棟梁がお神酒を奉げています。
床根太や間柱や屋根垂木などの端柄材が、三車目で到着しました。
構造材の仕分けが始まりました。
クレーンを使った梁架けのスタートです。
四隅の通し柱も固定され、外周から梁が架かっていきます。
二方向から梁を受ける通し柱は、大きなほぞ加工を施すとこの中間地点が弱くなり、大きな地震の時に亀裂や倒壊の元になる可能性があります。
なるべく柱を削らない為に工夫されたのが、このような特殊接合金物です。
吹き抜け横の広い空間を支える、一番大きな梁が架かりました。
間仕切り壁の位置などと連動した梁は、細かく構造計算されてその厚みが決められ、縦横に組み合わされていきます。
リビングの上にはサイズの大きな梁が並んでいます。
どのような空間を見せてくれるのか、たいへん楽しみです。