この世の絶望ランキングで、
TOP10くらいに入ると思っているんですが、
出先で自転車パクられる恐怖って
底知れないと思いませんか?
帰りの交通手段はどうしようか?
あのチャリ買ったばかりなのに。
警察に言おうか?
言ったところで見つかるものなのか?
今頃訳の分からない業者に売られてスクラップになっているんだろうか?
なんて考えてしまうはずです。
今日はそんなお話。
僕はその日友人と
買い物のため100円ショップに行きました。
最近の100円ショップはすごいですね
文房具から充電器から食器まで売ってるんです。
僕は絵の具と紙を買ってレジに並びました。
レジはふたつ窓口が設けられていて、
僕たちの左手には30歳くらいのお兄さんが。
何やら店員さんと話しています。
「いやだから!パクられちゃって!」
と熱弁するお兄さん。
「では、110円になりますが?」
と、店員さんは言う。
「いやだから。チャリ買ったのにパクられちゃって。」
その会話が聞こえていた僕たちの頭の上には大きな
"?"マークが。
チラリと横に目をやると、
レジの台の上には自転車用の鍵が。
(お兄さん)「だからね、チャリ買ったのに
チャリパクられたから。鍵いらないの。」
(店員さん)「え、だから、110円ですが?」
僕はそこでようやく気がつきました。
このお兄さんは自転車を買って、
それにつける鍵をこの店で買ったが、
買うために止めていた間に自転車本体を盗まれたんだ。
と。(笑)
そんな阿保な話ある?
と僕と友達は少し笑ってしまいました。
そして店員さんも店員さんですよ
鍵を返品したいというお兄さんの意思が理解できず、
鍵のお会計をしようとします。
(兄)「何度言ったらわかるんだ?
もう鍵いらなくなってしまったら!」
せめぎあいはまだ続いているようです。
冗談抜きで30回くらいこのやり取り。
そしてようやく
(店員)「あ、返品ですね?」
やっと店員さんが気付きました。
(兄)「そうだよ。さっきから言ってんじゃん」
返品したいと素直に言わないお兄さんと
気づかない店員さん。
どっちが悪いかなんて
地獄の閻魔様でも判断できかねます。
その言い合いを見守っていると、そのお兄さんと目が合いました。
絡んでくる感じのイカツイ人だったらどうしよう
と、心配しましたが
お兄さんは僕たちには何も言わず、恥ずかしそうに店を出て行きました。
僕と友達も店を後にして自分たちの自転車の元へ。
するとまたあのお兄さんの声が。
「なんやねん!あるんかい!」
僕と友達は顔を見合わせます。
「なんやねん!誰や俺のチャリ動かしたん」
お兄さんは大声で自分で自分に語りかけています。
足音が近づいてくる。
やばい。相当イラついているかも。
何されるかわからない。
そう思ってた時にはもう遅かった、
またもお兄さんと目が合う。
やり場のない怒りと恥ずかしさが溢れていたお兄さん。
何か言わないと気が済まなかったのでしょう。
「チャリ!移動させられてただけでしたわ!」
と大声で笑います。
「良かったですね」
と言ってすぐ逃げました。
お兄さんは100円ショップにまた来店すると、
また鍵を手に取ってレジに並ぶのでした。
返金された110円を握りしめて。
皆さんがもしこんな状況(お兄さんの置かれた)に
なったらどうしますか?
多分僕なら100円ショップの店舗を変えて買いますね
以上ヘンなお兄さんのお話でした。
