僕が小学生高学年の頃、
両親に塾の体験に行かされました。
その日は国語の授業の体験で、
もちろん友達は1人もいません。
先生も誰か知りません。
問題が難しかったらどうしよう
当てられて答えられなかったらどうしよう
不安は募ります。
僕が席に座ると、
前の方の席に1人の男の子が。
仮にA君とします。
何の因果かそいつは先生とおしゃべりしています。
この教室にいるのは全員体験のはずなのに。
どうやら彼はその塾にすでに通っているようです。
授業が開始すると、
案の定調子に乗ります。
先生も先生で、
そいつばっかり贔屓します
「A!この問題いつもやってるじゃんか!」
不快に感じていたその時、
ちょっとだけスカッとすることがおきました。
この問題わかる人いる?
そう先生が尋ねると、
あのAの野郎が自身んまんまんに手を挙げました。
先生「じゃあA!この問題の答えは?」
その問題は国語の勉強ではあるあるの
「1〜4から最も適当なものを選べ」
でした。
大体この手の問題には
・正解
・紛らわしい問題×2
・絶対これだけは違うって選択肢
がありますよね
何と天才A君は
4つ目を意気揚揚と答えたんです。
教室の他の生徒は「え?」って顔をしているし、
何よりA君を当てた先生が唖然としています。
「よく読めばわかるよ?勘違いかな?」
「1番正しいのを選ぶんだよ?」
先生は懸命に正します。
するといきなりA君赤面。
「あ、なんか最も適当ってかいてたから
1番適当なやつをえらんだから、
えーと、だから。。。。」
と、意味のわからないことを言い出しました。
どうやら、「適当」ってのが
日常会話で使う
「テキトー」って意味だと思ったんだと。
てめえ、まず国語しっかり勉強してから
イキれ
と、心の中の叫びを押し殺して
はにかむ僕でした。
