7月になりました。もうものすごく暑いですね。

外に出たら、モワッとする暑さにびっくりします。

たまにしか外に出られないんだけれど、最近外出した日はたまたま涼しい日が多くて、暑さに体を慣らしていっていなかったので、体も驚いている感じです。


2人の男の子の子育て中です。


長男:特別支援学校高等部3年生

自閉スペクトラム症

療育手帳(知的障害)重度判定


次男:居住地中学校3年生 支援学級所属

自閉スペクトラム症

療育手帳(知的障害)軽度判定


ちょっと不思議な子ども達との日々は良くも悪くも驚くことでいっぱいです。

そんな日々のことや時々高齢の両親のことなどを書いています。


6月に行った次男の修学旅行の話です。




中学の修学旅行といえば、私の時は1日目は富士山で、2日目、3日目は東京の国会議事堂や皇居、東京タワー等に行き、社会科見学の要素があるイメージでしたが、次男は中部地方の自然豊かな場所での林間学校?と思うような内容でした。




ちなみに私の出身中学校の今の修学旅行先は東京ディズニーランド、浅草観光等で関東方面なものの内容は随分違っています。


小学生の時の宿泊学習(コロナ禍で行き先はそのままで日帰りになった)、修学旅行は不参加でした。

中2の1泊2日の宿泊学習の時は行かないと言っていたものの、先生と話して行く気になり、当日張り切って参加しました。順調に参加していましたが、夜疲れて眠くなった時にテンションの高いクラスメート達にしんどくなり、先生の部屋で就寝しました。


先生からは修学旅行の宿泊の部屋のメンバーは比較的静かな生徒達であること、本人が落ち着くなら今回も先生の部屋での就寝もOKと言われていました。


修学旅行は事前に次男に聞くと、行く行かないは半々とのことでした。

次男には当日行きたくないとなれば無理強いしないが、とりあえず行く方向で準備をしようと話しました。

もし参加して途中でどうしてもしんどくなって帰りたくなれば、迎えに行くと伝えました。

「宿泊学習の時、帰りたいと言ったけれど、迎えに来なかった。」

と言うので、

「1泊だったので、迎えに行っても、皆と帰るのと時間が変わらなかったから行かなかっただけ。今回は2泊なので、どうしてもしんどければ迎えに行くよ。」

と伝えました。


途中離脱について、先生は、

「しんどければ活動に参加せず、ゆっくり過ごすことも可能なので、なるべく皆と帰ることが出来るようにと思っています。でもどうしても帰るとなれば宿泊施設までお迎えお願いします。」

と言われました。


1日目のロゲイニングは地図やコンパスを持っての探索。次男が好きそうなので

「探検みたいで面白そうやね。」

と声掛けし、持って行くお弁当のリクエストを聞いたり、荷物もどれを持って行くか次男と相談したりしました。




当日の朝、集合に間に合う時間に起きてきて、用意をしたのに、家を出るタイミングで

「やっぱり修学旅行に行かない。」

とポツリ。どうしようかなと思いましたが、

「先生はもう集合場所に居てはると思うから、先生に伝えて話をしておいで。」

と声掛けしたところ

「分かった、行ってくる。」

との返事でした。

集合場所は大きな公園の駐車場だったので、夫に車で送ってもらい、荷物も持たせました。


行く行かないでしばらく時間が掛かるかなと思ったら、すぐ夫が帰ってきたので、てっきり次男も帰ってきたと思ったら、

「集合場所に行って、先生に声を掛けられたら、『じゃ、行ってくるわ。』と言って、何事もなかったように集合の輪の中に入っていった。」

とのことでした。

実は学校側には、

「行かないと言っているけれど、先生と話をしておいでと、ひとまず集合場所に向かわせました。」

と連絡はいれていました。

通常学級担任の先生も支援担任の先生方もとっても話し方が明るく、内容もポジティブな感じで、次男も私も話すといつも気分を上げてもらえる感じです。

多分、次男との相性も良いと思います。




当日の朝、次男の中で迷いがあり、気が重くなって、体が重くなって、

「行かない。」

と行ったと思います。行かないと決めていなくて迷っていたからこそ、起きて、朝食を食べ、着替えたのだと思います。

とりあえず集合場所に行かせてみて良かったです。


中2の宿泊学習の時は、夜に通常学級担任の先生から電話があり、その後は細かくショートメッセージで、

「寝ました。」「起きました。」「活動に参加しました。」「帰りは解散場所まで迎えに来て欲しいと言っています。」

等々連絡がきましたが、今回は帰宅まで1度も連絡はありませんでした。

特に大きなトラブルは無いのだろうなと思い、楽しく過ごしていることを願っていました。


今どきの学校行事は途中の様子がメールやブログ等で知ることが出来ます。個人が特定出来ないような少し離れた所からの写真ですが、雰囲気は分かりました。

ちなみに、私が子どもの頃は地元の新聞に修学旅行のコーナーがあり、

「〇〇中学校。富士山からの景色に感動。皆元気に宿舎に到着。今日は国会議事堂、皇居等見学予定。」

本当の文は忘れましたが、こんな感じで掲載されていました。(昭和感がしますねびっくり)




行程はかなり活動的で、次男がへたばっていないか心配でしたが、毎日ウォーキングをして体力づくりをしているので、乗り切れると良いなと思っていました。


解散場所には夫に車で迎えに行ってもらいました。次男は、

「楽しかった。また行きたい。」

と言っていたとのことでした。

先生からは全部の行程に参加出来て、楽しそうでしたとの報告だったようです。


次男に聞くと探索のロゲイニング、川下りのラフティング、巨大アスレチック、どの活動も楽しかったと話していました。

夜のレクリエーションの肝試し、借り人競走も楽しかったそうです。




100円均一に買いに行った1,000円分のおやつも全部食べていました。家ではスナック菓子をあんまり食べることがないので、バスの中、夜食

と小分けにしていた分を少しずつ食べ、大満足だったようです。


細かく聞くと、ロゲイニングや借り人競走等はグループやペアのお友達がぱぱっと動くのにとにかく付いていく感じだったようです。

ラフティングのゴムボートは頑張って漕いだけれど、間違えて反対に漕いでいることがあったと話していました。

アスレチックでは、高い木に登るのがあり、怖かったけれど、前のお友達が、怖くて大騒ぎしているのを見ていたら、逆に冷静になり、登ることができたとのことでした。





ご飯も美味しかったと話していました。

夜、部屋割された部屋で寝ることができたようです。



どんな話をしたのかなあと気にはなりますが、根掘り葉掘り聞くのもなと思い、嫌な思いはしていないようなので、深くは聞かずでした。
好きな漫画やゲームの話をしたとは言っていました。

最終日のお楽しみのソフトクリーム、200人規模の生徒の大半が並んで大行列になったようですが、比較的前に並べたようでした。

久し振りのソフトクリームは美味しかったそうです。



最終日に作ったアップルパイはお土産として持って帰ってきたので、家族で夜にいただきました。




修学旅行から帰ってきてからの変化は、給食を通常級に食べに行くようになりました。
これまでは教室がざわざわしているのが嫌で、支援級の教室で先生と1対1で食べていたようですが、修学旅行でクラスメートとの距離が少し近付いたのかなと思います。

卒業後の進路についても気になり始め、修学旅行の参加を通じて、少し成長が感じられました。

家族でも行きたいらしいですが、家族での遠距離の旅行(外出)は10年前に、車で5時間強程の距離の夫の実家に行ったきりです。
この夏は自宅から車で30分から1時間程度の比較的近い宿泊施設2箇所に泊まりに行きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

猛暑や大雨、体にも負荷の大きい季節ですね。ご自愛ください。