修理車両のGT380のエンジン分解開始です!! | ZUMAのブログ

修理車両のGT380のエンジン分解開始です!!

今日は朝から晴れていて、暑い位の陽気でした!!

ついにワールドカップも開催して、昨日の早朝は日本代表の初戦のオランダ戦は、

凄かったみたいですね!!

さすがにリアルタイムでは見れなかったんですが、後半にお互い2点を取って、

2-2の引き分けとの事で、格上のオランダ相手にしてはかなり上出来だったのではないでしょうか。

また次戦も頑張ってほしいですね!!

 

そういえば先ほど夜の九時前頃に関東で結構大きな地震がありました。

埼玉北部のこの辺りは震度4弱位??だった気がしますが、

久しぶりに緊急地震警報で驚きました。

お陰様でウチの方は特に何も被害などは有りませんでした。

 

今日は先日から紹介していた、修理車両のGT380の作業です。

 

 

キャブレターやオイルポンプ等も仕上がったので、始動確認を行っていきます。

 

以前も始動確認を行った際に、おそらくクランクシール抜けの症状が有って、

たまたまオイルを飲んでしまっていただけだったらと思いつつ、

始動確認を行っていきます。

 

 

そして始動はすんなりしてくれたんですが、

やはり右の3番シリンダーは、ガッツリとギアオイルを吸い上げてしまっていますね~~。

 

これは3番マフラーの下ですが、明らかに1気筒だけ廃液が出ておりました。

これはクランクシャフトのオイルシールが、経年劣化で抜けていて、

ギアオイルを吸い上げてしまっている症状です。

3番シリンダーの腰下は、クラッチ廻り等を潤滑しているギアオイルと隣り合わせです。

そのギアオイルをシーリングしているのが、クランクシャフトのオイルシールです。

 

 

スズキの2サイクルエンジンは、右側のクランクオイルシールが、

ベアリングの内側に入っているので、クランクシャフトのオイルシールを交換する際は、

エンジン腰下のクランクケースを分割することが必須になります。

 

まあ50年以上前のオイルシールなので、経年劣化していて当たり前なんですけど、

結構皆さんそのまま乗ってしまっている事も多い気がします。

 

お客さんと相談してエンジンの分解が決定したので、早速エンジンを分解して行きます。

 

 

まずは腰上廻りから分解して行きますが、取り外したヘッドカバーを見て行くと、

一目瞭然でした!!

 

写真で一番左が3番シリンダーで、全くカーボンが付いていませね。

これはギアオイルを吸い込んでいて、極度にかぶり込んでしまって、

カーボンが洗い流されてしまっている状態です。

全く燃焼室にカーボンが付いていませんね。

 

 

ヘッドカバーが開けられたら、お次は点火時期が正しいかを確認して置きます。

GT380の場合クランクシャフトからアイドラギアを噛んで、点火時期のシャフトに繋がっています。

 

なので、規定のシリンダーを点火時期に合わせて、

圧縮上司手前の何mmの位置にあるかを計測して置きます。

 

 

3気筒エンジンなので、クランクの角度は120度分配なので、

まあ点火時期が正しいかは、1気筒を計測すれば分かりますね。

 

点火時期は正しい位置だったので一安心です!!

 

 

そしてこちらが問題の3番のピストントップです、

燃焼室同様にカーボンが一切いていませんね。

 

 

こちらがセンターのピストントップです。

3番に比べてカーボンがピストントップに付いていますね。

これが状態が正常な状態です。

 

 

そしてシリンダーを3個とも取り外して、ピストンも取り外して行きます。

 

 

ピストンもご覧の通りの状態で、3番だけが綺麗に火が入っていない状態ですね。

 

 

ちょっと気になったのがこちらが1番のピストントップです、

プラグの当たりの位置に溶けたような形跡が有ります。

 

お客さんの方で一度腰上は分解してあるとの事で、ピストンなどはそのまま使用したとの事ですが、

恐らくデトネーションか何かを起こしていたような形跡です。

 

 

ちなみにこちらが2番センターシリンダーのピストントップです。

特に溶けた形跡は有りません。

 

1番シリンダーは端にオイルシールが入っていて、もしかすると2次空気も吸っていたのかもしれません。

3番があれだけオイルシールの劣化でギアオイルを吸い上げていたので、

1番のクランクシールが劣化していても、全くおかしくはないですね。

 

 

腰上廻りが分解できたので、エンジンを下す準備で、

クラッチ廻りも分解して行きます。

 

 

クラッチカバーを取り外して、クラッチ部品を取り外して行きます。

 

 

ちなみにこちらが、上の方で確認していた点火時期の合わせマークです。

クランクシャフト側のマークと、矢印になっている部分を合わせてカバーを組付けないと、

点火時期がズレてしまいます。

 

 

そしてこちらがポイント側のシャフトのギアです。

このギアは樹脂製で、割れてしまっていることも有りますが、

このギアは無事でした。

 

 

またクラッチ部品も取り外して行きます。

これはスチールプレートですが、焼けや錆などは有りませんでしたが、

向きが逆組されていました。

 

 

とりあえずは後はエンジンを下して、腰下廻りも分解して行き、

クランクシャフトのやミッション等の状態を確認して行きたいと思います!!