修理車のCB750Fのキャブレター確認です!!
今日は曇り空で今にも雨が降って来そうな感じの天気でした。
午後からは時折パラパラと雨が降ったりもしておりましたね~。
週末も雨予報ですが、来週からはかなりの高温になるみたいです・・・
さて今日は修理でのお預かりのCB750Fの状態確認からです。
キャブレターの不調か、高回転域が綺麗に回ってくれないとの事でした。
ネットで個人売買での購入との事で、詳細は分かりませんが、
とりあえず確認作業を行っていきます。
まずはそのままの状態で試乗を行ってみましたが、
確かに中回転から高回転域がバラついてしまって加速が伴ってくれませんでした。
また低回転域でもバラつきが有り、同調は出ていない様な感じでした。
純正キャブで、パワーフィルター仕様になっているのでセッティングが出ていないのか??
ガソリンタンクを取り外して、同調を取るためのバキューム部分は、
一度も外された形跡は無いですね・・・・
もともとこの車両のモデルはFZなので、シルバーエンジンですが、
艶有りのブラックに塗装されており、ネジごと塗られています。
まずはキャブレターを取り外して、内部のジェット類の番手や、
状態などを確認して行きます。
とその前に、これはガソリンタンクからキャブレター間のフィルターです。
かなり錆が出ているようで、フィルター内部に錆のカスがかなり溜まっていました。
キャブレターのフロートチャンバーを取り外して、
まずは内部の状態を見て行きましょう!!
フロートチャンバーからガソリンが滲んでいたんですが、
その原因はこれですね~~~!!
フロートチャンバーのガスケットを踏んずけて取り付けてしまっていたようです。
Oリングのガスケットが潰されてしまうと、その隙間からガソリンが出てきてしまいますね。
そしてかなり驚いたのがジェットの番手です。
このタイプのキャブは、プライマリとセカンダリのジェットが付いていて、
上側がセカンダリジェットで、下側がプライマリジェットです。
本来純正の番手は、セカンダリジェットの番手が75番で、プライマリジェットが68番です。
ただ、入っていたジェットの番手は、
セカンダリが125番で、プライマリが75番が入っていました・・・・・
125番は選定でもあり得ない番手ですね~~。
これらが外したジェット類ですが、ノズルも詰まりが見受けられました。
このノズルですが、内部にゴミなのか錆のカスなのか分かりませんが、
異物が残ったままの状態でした。
またこれはパイロットスクリューですが、
こちらもまた大変なことになっておりました・・・・
この様にOリングがきちんと収まっておらず、そのまま締めこんだ様で、
変形してしまっています。
さらに、スプリングのサイズが違っていて、引っかかってしまっていました。
キャブレターだけでもかなりヤバそうな臭いがプンプンしております。
いくらパワーフィルター仕様だとしても、
純正スタンダードが75番のジェットに125番はさすがにないですね・・・・
またジェットは125番だけが新しい物が付いていたので、
元々セカンダリに入っていた75番をプライマリ側に移したのかもしれません。
まだキャブを見ただけですが、仕上げ方はかなり・・・な状態でしたね~~。










