大事なブレーキ廻りの注意点です!!
今日は朝からジメジメしていて、蒸し暑い陽気でした。
昨日がカラッとした天気だったので、
ちょっと梅雨っぽい感じの天気でした。
何やら台風も来ているようで、注意が必要ですね~~。
さて、今日は大事なブレーキ廻りの作業です。
こちらはCB1100Fの、フロントブレーキキャリパーです。
2ポットキャリパーですが、この手のキャリパーは、
非常にピストンのダストシールの噛みこみが起きやすいんです。
キャリパーピストンを取り外して、内部のシールを確認して行きます。
ピストンを取り外すと、こんな感じになっており、
キャリパーには、ピストンシールとダストシールの2つのシールが使用されています。
ダストシールは外側のシールで、
その名の通りでブレーキダストなどのゴミの噛みこみを防止しているシールです。
ピストンシールは、マスターからの油圧を保っていて、
シーリングしているシールですね。
シールを取り外して、シール溝をお掃除します。
こんな感じでシール溝を掃除すると、
古くなって固まったブレーキフルードのカスが出てきます。
このカスが悪さをして、ダストシールを押してピストンの抵抗になってしまいます。
それがさらに進行すると、ブレーキの引きずりになってしまいます。
なので、念入りにブレーキフルードのカスを除去します。
洗浄後はこんな感じで、ピストンシールとダストシールの入る溝を、
綺麗にします。
ピストンなどは綺麗な状態だったので、シールを交換して、
キャリパーを組み付けて行きます。
そしてお次はこちらのスズキの油冷GSX-R1100です。
先日キャブのホース類交換を行っていたところ、
アクセルワイヤーに解れが有ったので、部品待ち状態でした。
ホース類やアクセルワイヤーを交換して、キャブレターを取り付けます。
この車種は燃料ホースや、負圧ホースを取り付けるのが結構大変ですね~。
エンジンとタンクの隙間が少ないので、なかなかやりにくい構造です。
そしてキャブレターにガソリンを流して問題がないかを確認して行きます。
台風等が来ているので、そのまま梅雨に入ってしまいそうな雰囲気ですね~~。